2019年6月


「カフェカブ」


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話に聞いていたスーパーカブユーザの祭典カフェカブ関西に行ってきました。

噂では特に何のイベントもなくただただ自分のカブに乗って集まるだけ。

と言うすごくシンプルな集まりだと言うこと。

本当にそんな集まりにたくさんのカブラーが集まるのだろうか?


行き先が滋賀県大津市といつもの豊郷よりかなり遠いので(もう京都に近い)、

夏休み夏季休暇を利用して四日間の日程を組みました。

まず金曜の夜にいつもの夜勤のバイトをし、土曜日1日ゆっくり休憩。

日曜日の早朝から大津を目指す。


もちろんいつものイベント食、吉牛は欠かせません。


結構休み休み行き、また道に迷ったりして、到着は集合開始時刻ギリギリでした。


当然と言えば当然ですが、スーパーカブのメーカーであるホンダの協賛で、

新しいスーパーカブシリーズが展示されていました。


私は130台目。


今回補助タンクを新設し、前と後に3リッターずつガソリンを積みました。

メインタンクと合わせて計9リッターあるので、かなり楽に往復できます。

後ろタンクの上に、雨具を入れた鞄を置き、更にダイソーで買った自動車用

網目の背もたれカバーを。長距離が楽になりました。


いきなり度肝を抜かれるクロスカブが!

カブでサイドカーって結構すごいことだと思う。


もうめちゃくちゃいじってるカブが多い。こうなるとカブなのか、

ちょっとワイルドなオートバイなのか分からなくなります。


これは素敵なアイディア!私も左側にはカバンをぶら下げ工具一式が入っている

のですが、右側はあまり場所がなくどうしようか?と思っていたところに

こんなものを見てしまったので、近々リサイクル屋か何かでランドセル

買ってこようと思ってます。オーナーさんが近くにいたので、

”素敵なアイディアですね”と言ったら、その女性がとても喜んで

アメちゃんをくれました。。


これは通称カブラと言うカブ用のカスタムキットなのですが、全塗装もしており

大変美しいです。もう上品なクラシックスクーターのよう。

私もやりたいですが転んだら一発で割れると思うと、ちょっと勇気がありません。

最近よく止まってるときに転ぶので。


これぞすべてのカブのご先祖様!戦後自転車に軍の通信機の発電装置についていた

小型ガソリンエンジンを取り付けた、通称バタバタが大流行しますが、

その先駆けが本田技研のカブ号だったのです。

本田宗一郎はこのカブの大ヒットで得た利益を、

スーパーカブにつぎ込んで革新的なデザインとメカニズムを完成させました。


特別なブースに牽引車型のカブ。そのオリジナルがこのリヤカーを引っ張る

スーパーカブです。ずいぶんおしゃれなリヤカーですね。


こちらはもっと進化した牽引系。

リヤカーに比べると幅がカブと同じなので、曲がるときなど楽だと思いますが、

その分積載能力は劣ります。オシャレ系ですかね?

もちろん後ろに人が乗ってはいけません。


もう見渡すかぎりカブカブカブ!私は主に黄色ナンバーに注目しました。自分のと同じカブ90。

最近のは排ガス規制でパワーが落ちたので110なんです。だからナンバーがピンク。

そっちはあまり興味がありません。


自分で見た限りで1番ナンバーが大きかった方。

つまり1番最後またはその辺に来られた方です。

まぁ約600台ぐらい集まったと言えるんじゃないでしょうか?


せっかく持参してきたので、カフェカブをバックにいつもの2人を記念撮影。

この辺だいぶ飽きてきてます。


ついに芝生に横になってお昼寝。特にイベントがあるわけでもなく、

目についたカブをインタビューするようなことをやってますが、

特にみんな気にしていません。自分のカブが1番いいと思ってるからです。


インタビューと相互投票の結果最も遠くから来たカブとか、古いけどきれいに乗ってる

カブとか、いろいろジャンルを決めて表彰がありました。

この方は司会をしていたタレントの女性が”1番可愛いカブ”。と言うことで選んだ

カブです。実は私がTwitterでフォローさせていただいている方でした。


カフェカブもようやく終わり、一路豊郷に向かいました。

何とかルーチェカルマさんの閉店までに間に合いました。


私の娘、私の作品に再開。前は壁に飾ってくださっていたのですが、諸般の事情から

二次作品は飾れなくなったそうです。いろいろ大人の事情があるのですね。

そのかわり色紙はきれいにファイルしてくださっていて、壁に飾っていたときより

近くで会えるので、ちょっと嬉しいです。


次の予定を考えて、草津あたりまで戻ることにして、滋賀県中で看板で宣伝している

”塩元帥”と言う気になるラーメン屋に行きました。

こってりしてるのですが塩ラーメンなので、結構気に入りました。

その後漫喫 泊。


翌日


漫喫で一泊して、翌日は1号線を鈴鹿に降りました。途中の亀山市に国が定めた

ヤマトタケルの墓と言う古墳があり、伝説上の人物で実在していないと言う

ヤマトタケルの墓を国が定めてしまうと言う、戦前ならではの国家神道のなせる技ですが、

これが実は地元の伝説でこれぞヤマトタケルの墓と思われていた、2つのお墓が

指定から外され、地元の人も誰を葬ったかわからなかったこの墓が、

正式にヤマトタケルの墓と認定されたそうです。

規模が大きく前方後円墳であったのが決め手だったらしいですが。


全くノーマークだった地元の人も、慌てて神社を作ったと言われています。

結構荘厳な立派な神社でした。


と言うわけで亀山市にある、宮内庁指定のヤマトタケルの墓ですが、もちろん

他の皇族の祖先の墓と同じく、入ることができません。

調査もほとんどないまま保存されています。


こうなると、もともとヤマトタケルの白鳥伝説のある、鈴鹿市の2つの古墳を

見たくなりました。そのうちの1つ”白鳥の陵”も、思いっきりうちが本家と言っています。

”陵”ですからね(笑)。

ここは、もしかしたら入れたかもしれないんですが、時間がなくて外の柵のところから

見ただけでした。

能褒野と言うのは、伊吹山で毒ヘビに噛まれたヤマトタケルが、そこまで来て死を迎え、

葬られたと言われる地で、以前からあった鈴鹿市にしても、戦前指定を受けた

亀山市にしても、重病人がやって来るのにはちょっと遠くないか?と思います。

伊吹山の麓は米原市ですからね。

先回ナゴヤからの手紙で触れた名古屋市守山区志段味の”白鳥塚古墳”の方が、

規模といい三重県の古墳より時代が古い(よりヤマトタケルの時代に近い)事といい、

理に適っています。


白鳥の陵にあった句碑が結構悔しそうでいい(笑)。

戦前の指定により、亀山市の古墳以外はお上に逆らえず、全て死後白鳥が舞い降りたとか、

志段味に至っては白鳥の墓とか、訳のわからない事に(笑)。

この辺は一発小説書きたいですね。

もう一つの鈴鹿市の古墳は遂に発見できませんでした。時間切れです。

小説にするならまた訪れたいです。

地元の人に聞いてみたいですね。

「正直、ここがヤマトタケルの墓だって思ってるでしょ?」と。


早めの昼食に立ち寄った、鈴鹿市のドミニク・ドゥーセ本店。

ドミニクさんは、鈴鹿サーキットのF1日本グランプリにルノーチームのケータリング担当

として来日。鈴鹿が気に入って、ベーカリーを開店し、一時は”料理の哲人”に

出演したりして、名古屋にも何軒か支店を構えていました。

50代以上の名古屋人には懐かしい店。


パイとフレンチトースト、コーヒーをいただく。土日はカフェの営業が午後からという事で、

外のテラスでいただきました。

懐かしい味!

ドミニクさんはもうフランスに戻られた(かなりのご高齢)とかで、

日本人のスタッフとフランスから来たパン職人やパティシエが伝統の味を守り続けています。

また是非行きたい。


こうして私の夏休みは終了しましたとさ。

 
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