2013年4月 

 

 「自転車に乗って」


                                     Phone5


 吉祥寺の街を走りたいような気がしましていや、吉祥寺は遠いですが(汗)。まあ

そんな気分でした。ホイチョイプロの

「気まぐれコンセプト」に、レンタル自転車のオプションとして、大型犬(自転車で散歩

すると、地元民ぽい)と婆さん("あら健ちゃん、お母さん元気?"と声をかける。

完全に地元民(笑))が付く。というのがありましたが、住宅地の近所を散歩。と

いうのは楽しいものです。


 ところが、今私が住んでいるところ程、自転車に乗るのに不適切な場所もありません

名古屋市の中ではかなりの高台(小学校の時、南極の氷が全部溶けたら?という話で

家の標高は大丈夫。と思った自己中(笑))で、どこに散歩するのも、行きはさーっと

行けますが、帰りはひーひーです。かつて出始めの電動自転車(by HONDA)を購入した

事もありますが、家に帰る直前で電池が切れ重い自転車を押して帰る事がしばしば(涙)。


 今回休日の運動のため、再び自転車に乗ろう。と決意しました。

買うの?そんなお金ありません。

実はうちには使ってない自転車が2台ありました。2人の子供が中学入学の時に買い、

それぞれ6年乗って、高校を出る時カブを買い※(親父の趣味(笑)背もでかいので、

カブの方が合うよと)、使わなくなった物で一台は、浄心駅から職場への通勤に使って

います。受験生だった子供が、運動になるからと、浄心まで運んでくれました。

もう一台が野ざらしになっていたのを、今回再生して街乗りに使おうと言う訳です。


※ちなみに子供の一人は今東京、もう一人は大阪に住んでいるが、2人ともカブに

 乗って行った。

 兄弟で東海道を制覇した訳で、浮谷東次郎(知ってる人も少ないか)を思い出した。


 今回のコンセプトは、

「雨の日は乗らない」当たり前の事に思うかも知れませんが、絶対晴れの日しか乗ら

ないなら、ドロよけを外す事が出来ます。最近の自転車の泥よけは殆どがステンレス製

ですが、これ実は結構重いんですね。前カゴは鉄製なので、すっかり錆び付いて、

職場用のはこれくらい見てくれが悪い方が盗まれなくていいと思うのですが、オサレな

街乗り用としては、見苦しく重いので外す。

カゴと泥よけ、チェーンケース外すと、かなり軽くなります。


 車で運んで、修理を依頼。この自転車屋は信頼している店で、子供が自転車を買う時、

2万以上しましたが、ここで買いました。当時もう9800円の自転車もありましたが、

ここのは殆どの部品がシマノ。フレームは

「日本製」のシール。今時は全部中国です。そして内装三段変速のママチャリです。

親父(私)の趣味では、中坊は中二病ぽいスポーツ車やマウンテンバイクに乗るべき

と思ったのですが、昨今の学生は男も女もママチャリなんですね(私の頃は方向指示器

つき全盛。光が流れる奴とか(笑))。唯一

「カマキリだけはやめてくれ」と一文字ハンドルのを薦めました。


 見積もりは、前タイヤ交換、ブレーキワイヤ全交換。等で8千200円。9800円で

新品が買えるけど…。と思ったけど、モノは全然違うし変速もない。

出来上がったので早速試乗。何ぶんノーマルバージョンを職場通勤に使ってるだけに、

軽さが引きたつ。泥よけ取るのに難色を示していたオヤジも、ようやく納得して、

外してくれました。本当に軽いわ。流石に家の直前の坂道は押しましたが、押すのも

軽いとらくちんです。軽過ぎて、登り坂で立ちこぎするとふらつくほど。

欲を言えば、前のギアをもう一回り小さくすると、上り坂がもっと楽だと思う。

内装三段の一番重い三速は、現状は速過ぎて街では使う局面がないですので、一速を

上り坂専用にし通常二速三速で走行したい。

残念ながらママチャリではそういう交換は難しいのだそうです。


 しばらく乗って自転車屋に戻り、経年変化で、手にべとつくグリップ(未だに同じのが

ある。流石シマノ。1000円)を交換して、貰ったので、今回の改造費は9200円となり

ました。健康のためなので、家計から出して貰えないかと思いましたが、ここで少し

時間を置く事にしました。

「金かけて乗れる様にしても、三日坊主で乗らなければ健康の為とは言えない。

もう少し乗ってる実績を作ってから請求するよ」

と家族にも告げて、自転車散歩を続ける決意をした次の休日が、雨だわ(汗)。

子供の置いて行ったカブのカバーに包まれて次の出番を待つ軽量散歩ママチャリなのでした。


 さて次の休みの日。三日坊主では自他ともに認めるわたくしです。イソノカツオくんとも

「劣るとも勝らない(@のだめのミルヒー)」性格で、部屋の掃除をしていたら小学校の

時の1月3日までの(サザエさんのエピ通り)日記帳を発見した事もございます。

しかしながら、今回は何故か続いております。


 一度はお気に入りのモスバーガーに。モスバーガーの味復活※以来にわかに通う回数が

増えております。反比例して、マクドナルドに行く回数が…。、

新テリヤキは、私はあまり感心しませんでしたが、菜摘(バンズの代わりにレタスで

包むと言う、馬鹿馬鹿しいメニュー。

ご想像通りの味です(笑))も復活しましたので、増々行く回数が増えています。

平針駅前の店も、仕事帰りに寄りますが、自転車で行くのは、もう少し足を伸ばした

「緑バーガー」。モスは緑と赤のメニューの違い(緑には巧があった)は廃止したそう

ですが、やはり緑は店の作りもゆったりしていますし、ここは特にゴルフ練習場の横に

あるせいか、なんかちょっと小洒落ているのです。外車で来ているイメージですね。


※2007年の”モスバーガー大虐殺(命名私)で、定番のモスバーガーが、牛と豚の合挽に。

 ミートソースも従来よりライトなレシピになった。色々大人の事情はあったと思うが、

 この決定を下した首脳陣の責任は重いと言わねばならないだろう。

 私個人の感想ではなく、70年代からの、多くのMosファンの共通した感想だったと

 思う。同時にテリヤキバーガーも味が変わり、マックの追従品と同じ味になったのも

 悲し過ぎた。

 長い低迷期を抜けて、ついに今回モスバーガーはパテを牛肉100%に戻し、ミート

 ソースも濃厚な方向に戻した。遅過ぎる決断と言わねばならないだろう。

 社運をかけて行ったリニューアルが、間違いであった事に気づくのに、実に6年かかった

 ということか?きっと大金掛けてコンサル会社にリサーチさせて、

 「消費者は昔のモスを求めている」という誰でも知ってる事実を確認したのではないか。

 「時代が変わった」と言う事にして(笑)。モスファンの求める味は不変だったのだが

 今回この論文(嘘)をまとめるため、私は私なりのけじめをつけた。

 4/22夜に、久しぶりにモスに行き、モスバーガー(旧)を注文。感想は

 「パテとミートソースは、まあまあ評判のファミレスで食べるハンバーグの味。でも

 ハンバーガーとしてはバランスが悪い」

 そして4/23夜にもモスに行きモスバーガー(新)を注文。感想は

 「もう6年も前の事なので正確な味の記憶はないけど、かなり昔の味に近い気がする。

 ただミートソースはもっと重かった気が…」ビーフパテは文句なし。

 店を出る時、店員さんに、

 「かなり昔の味が帰って来たね。」と言いましたら、ニッコリと頷きました。

 店員さんも思ってたんだ(笑)


 153号線の植田東交差点(だったと思う)から右折、坂道をどんどん登って行きます。

途中で、もう坂が急過ぎて、

「これは電動アシストじゃなきゃ、無理」という角度になります。天白高校付近ですが

歳だからしょうがないな。と思って降りて押しておりましたら、サッカー少年と思しき

小学生男子もマウンテンバイクを押しており

「人生で一番元気な頃の子が押すなら、まあしかたないか」と思っておりますと、後ろ

から電動アシストにのったおばちゃんがスイスイ抜いて行きました。

テクノロジーはすごいなあ、と感心しました


 途中ピアゴの前辺りから、坂は緩くなり、後はまずまずの登り。目的のモスに着きまし

た。この店はカフェテラスもあるので、結構ゆったりと食事出来ます。

今回は菜摘の野菜バーガーと、同じく菜摘のロースカツバーガー。揚げ物なんて何日ぶり

と思いますが、菜摘だと2個でも400kcal台なので、まずまずです。


 その後は某公園のお気に入りの場所(人がほとんど来ない。カップルとかに占有されて

は困るので教えられません(笑))で休憩。ここからは全て下りで、快適に平針駅

に。高校物理で習った

「位置エネルギーを運動エネルギーに」という快適な変換です。

勿論この位置エネルギーを稼ぐ為に、植田からえっちらおっちら登ったのですから、

運動エネルギーを随分使いました。



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 平針駅前のピアゴで買い物し、カゴのない自転車のハンドルにレジ袋を下げて、家まで

の上り坂を。最後はやはり心臓破りがあり降りて押しました。

「自転車を押す」という動作。なんか負けたような気がしますが、押して歩いている訳

ですし、下り坂でペダルこがない時よりは運動エネルギーを使っております。

外見が爺なので、まあ違和感も少ないと思います。


 そして今日、東区まで行って来ました

例によって、最大の難関の八事の坂の最後(名城大薬学部の辺りから八事交差点まで)

は押しましたが、あとはほぼ完走。風がちょっと強くて難儀でしたが、日差しは

暖かく、いいサイクリングでした。


 途中昼食をどこで取るか、考えましたが車道の古い喫茶店、

「ユキ」へ。ここは名古屋特有の

「イタリアンスパ」発祥の店。トマトベースで、熱い鉄板に乗せて、周囲に溶き卵をかけ

まわす。赤ウインナが一個。という、絶対にイタリアにはないイタリアンスパですが、

戦後、まだスパゲティと言うものが、日本の家庭では全くなじみがない時代に、この店の

店主がイタリア旅行をし、恐らくナポリ風のパスタにヒントを得て、店で始めたもので、

スパゲティと言えば、皿に盛ってすぐ客にだす。客は大至急食べる(スープの範疇に

入るものです)のが普通ですが、日本ではそういう習慣がないため、冷めない様に

鉄板を使用したそうです。



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 名古屋人にはソウルフードですが、他の地方にない事は、京都に行って初めて知り

ました。東海三県ぐらいですかね?もし皆様の地方にもあるなら、それは

名古屋発。でございます。

現在は奥様が店を守っておられますが、ここのはかなり焼き込むので、卵も固く

なっており、事情を知らない自称ブロガーの方には満足いただけないかも知れません。


 現在の名古屋のイタスパは、昭和40年代に大量に発生したカウンターだけの、所謂

「キッチン○○」で完成されたもので、よりナポリタン寄り。卵もふわふわに作ります。

でも元祖はこの味。ご主人が造り上げた味を忠実に守り続けている、

「おばあちゃんの味」ですので、時々食べたくなります(お元気かも気になり)。

今丁度GEOの30円単行本レンタルで、

「それでも街は廻っている」を読んでいるので、ここに行きたくなったのです。

メイド姿の歩鳥ちゃんはいませんし、奥様もメイド長姿ではないですけど。

余談ですが、あの作品を読むと、無性にカツカレーが食べたくなりますが、流石に

このメニューは、もう食べられないと覚悟しています。

1000kcal越えだもんね(怖)。






 
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