ささやか写真館
ささやか写真館
2016年6月
「初夏の候」
Lens: Ernst Leitz Wetzlar Germany 1954 Summicron 5cm/2.0
Camera: Ernst Leitz Wetzlar Germany 1955 Leica M3
手持ちの愛機を、正式に表記してみました。
レンズは私と同い年。バルナック・ライカと呼ばれるファインダーとピント合わせ窓が別の旧式タイプ用の
Lマウントと呼ばれるライカ用レンズ。
「空気が映る!」と評された名機ズミクロン50mm(当時の表記は5CM)沈胴式。
1954年の秋のカメラショーで突如発表され、バルナック・ライカのコピーを作ってきた世界のカメラメーカーを
絶望に追い込んだ(現在でも機械式カメラとしては最高峰)ライカM3。
1954年製はわずか数ヶ月で、ほとんどが研究用として各メーカーに引き取られたため、市場にはほとんどなく
(ニコン等の日本メーカーはM3のメカの複雑さに絶望して一眼レフに開発をシフトした)、私のは1955年製の
初期型です。レンズはL→Mマウントアダプターを介して使ってます。
私とほぼ同じ月日を歩んできたこの組み合わせで、ちゃんと写真が撮れることは、なんか自分もまだまだ大丈夫。
みたいな気がして、このセットだけは手放せずにいます。
iPhone6
前は自前のフィルムスキャナー(今のMacでは使えないので、OLDMac修復中)で取り込んだりしていたのですが
最近は地元の中日カラーさんの、現像+CD−ROM焼き込みサービス(1000円強)で、手軽にお願いしています。
フィルムも最近はなかなか入手できないので、ここのFUJI現場記録用フィルム200円(24枚ISO100)のを
使ってます。焼き込み解像度はiPhone6より低いですが、業務用のスキャナーはさすがです。
まあ、このWebに載せる時は、もっと圧縮するので、いいかなと。
1200円で24枚の写真を撮ることは、大変贅沢な時代になってしまいましたが、たまたま今月、このコラムのネタが
まったくなかったので、久々にライカを取り出しました。
場所は近くの天白公園。表題写真の様な自然の場所だったのですが、現在は区民の憩いの場として、芝生が植えて
あります。見事な雑木林を切り開くことに反対もありましたが、近場の娯楽として、有効に使われています。
自然保護は本当に立場により意見が違い、難しいですね。
とりあえず、農業自体が自然破壊だという事が判っていないと、単なるエゴになる事が多い気がします。
Summicron 5cm/2.0
こんな芝生に思い思いにシートやテントを展げて、休日をのんびり過ごすわけですね。
この家族は、ルノアールの絵の様と思いました。服は着てますけどね(笑)。
Summicron 5cm/2.0
この日は日差しが強く、暑かったですが、風もあり、木陰は気持ちよかったです。
Summicron 5cm/2.0
人工の池もあり、水遊びもしていました。中に完全にやっちゃってる子がいまして、泳いでましたね。
これは後でお母さんにど叱られるパターンでしょう(笑)。
Summicron 5cm/2.0
小さな遊園地にて。
このスパイラルな滑り台はシャッターチャンスが難しいのですが、3枚程とって、これがうまくいきました。
めちゃ喜んでますね。
「アサヒカメラ」の投稿写真風に。
Summicron 5cm/2.0
巨大遊具をパノラマ風に(上下切っただけですが(笑))。
Summicron 5cm/2.0
ここにはデイキャンプの炉があり、予約なしの先着順なので、朝早くから場所取りがあり、昼食バーベキュー。
夕方まで使っていいので、結局1日中飲んでる人が多い。
まあ場所が場所なので、陽気な酒ですけどね。
こういうグループでは、下戸(運転手+補給買い出し要員)は、大変大切にされます(笑)。
Summicron 5cm/2.0
山頂の神社に続く階段。なんか神社付近は、パワースポットというか、神秘的っぽい写真が撮れます。
Summicron 5cm/2.0
私の子供の頃は、この辺はこういう湿地帯で、畑にもできず、放置されてましたね。
近くに「天白プール」があり、子供連れてよく行きました。
露天の市民プールは、絶滅状態です。
2ヶ月のために施設を維持するより、スポーツセンターに温水プールを。という流れですね。
プールはスポーツではなく風物詩なのですが、偉い人にはそれがわからんのです。
Summicron 5cm/2.0
これが今回のベストショット。
ぱぱと行った夏の思い出。
お父さんのとった息子たちの写真は、いつまでもアルバムに保存されるでしょうが、
子供達には、私の撮ったアングルの映像が脳内記憶されるんですよね。
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