2015年5月 


「ベル氏同人誌を買う」



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えーというわけで久々の音声入力です。

ゴールデンウィークといいますと、皆どこかへ出かけてとか、どちらかと言うと、アウトドア的なそんな

イメージが多いんですけれども、これは4月終わりから5月初めの気候が安定しているから

そんな思い出が多いのでせう。

昔から五月晴れ。などと言いますけれども、もっとも昔の皐月は、今で言うと6月の初めですから。

そろそろ梅雨時梅雨の晴れ間というか、まあ

「珍しく今日は天気がいいねぇ」っていう感じだったんじゃないでしょうか?

とにかく、現代の5月の初めは天気が大変良いと思います。野外のイベントなども多いとは思うんですが、

今回初めてある種のイベントに参加してみました。題して

”ベル氏同人誌を買う”


さて、私は自他ともに許すオタ爺でございますが、未だにコミケという所に行った事がございません。

なんでも年に2回大変な巡礼が行われるようですね。名古屋にも小規模なそう言った催しがあったりも

したのですが、その頃はあまりアニメとか興味がなかったので参加したことはありませんでした。

「ハルヒで踏み入り、けいおんで墜ちる」

まそんな感じの私のオタク道ですが、二次創作としての同人誌というものには、あまり関心が

ありませんでした。昔から持っていた偏見ですが、

「その作品が好きすぎて、何か全くオチのない話をうだうだ書いている」

そんなものではないかと(概ねその通り(笑))。

ま噂に聞くコミケというものが、大変な体力を消費し、しかもそれ程自分にとって同人誌が

魅力がないとなると、わざわざ東京くんだりまで出掛けるには、余りにも

時間の余裕も金銭の余裕も体力もありません。

特に夏コミは危険だと友人にも止められたことがあります(高温、高湿度、高オタ臭(笑))。

しかしその同人創作物の全てが、一つの作品を題材にした、そう言ったイベントであれば、

そしてそれが、私が愛してやまない”けいおん!”であれば、これは行くしかない。



(公式パンフの表紙。これを買うことが、入場券替りです。)     iPhone6


先回、初めてのおたくオフ会である秋山澪誕生会に参加した時、5月に新入生歓迎会なる、

同人誌の即売会があることを知りました。以前このコラムにも書きましたが結局同じ趣味を持ち、

同じ目的で集まり、同じキャラクターが大好きなオタクたちが集まる会合は、

はたから見ると気持ちの悪いものなのかもしれませんが、私にとってはとっても心地よいものでした。

気が許せないとか、緊張するとかそういったことが全く不要な場だったのです。

まあ同人誌は買わないにしても、面白そうだな。あの愉快な連中にまた会えるのもうれしいな。

そう思った私は、五月晴れの空の下、愛車ホンダスーパーカブカスタム90にまたがって

中仙道ひた走る。そんなイメージを抱いていました。

ちゃんと有給をとって、しかも翌日も休みを取って、万全の日帰り旅行目指したのでした。



(今回のイラストではこれが一番好き。澪達卒業後の軽音部ですね)    iPhone6


ところが、、、、、、

今年のゴールデンウィークは何故か後半天候が崩れました。

いやこの行事のある5月4日だけが、何故か雨マークだったのです。

まずいな。電車で行こうかな?と思ったのですが、往復4000円にもなる電車賃が、

ちょっと負担できません。ハラハラしながら毎日天気予報とにらめっこしていました

結局当日朝午前中で雨が上がるという予報を見て、少しだけ霧雨が降る中、カッパをきて会場に向かう

という暴挙に出てしまいました。

とりあえず22号線を岐阜に向かい、

そこから21号線、つまり昔の中山道を関ヶ原越えのルートで西に向かいます。

天気はあまりはっきりしません。



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とうとう大垣を過ぎるころ、強い雨が降り、やむを得ずコンビニで休憩しました。

まあ晴れていてもこのあたりで休憩しないと、集中力が落ちるので、休憩は必須だったのですが。

こんな時ミニストップがあると、とてもありがたいんですね。店内に椅子がありますから。

というわけで濡れた体をタオルで拭きながら、持ってきた水筒の熱いコーヒーと何か買わないと

申しわけないのでソフトクリームを買いました。

やっぱりミニストップといえばソフトクリームですよね。

私の大好きなブログで中国嫁日記というのがあります。



     (参考資料)


内モンゴル自治区育ちのお嫁さんと暮らす日本人のオタク旦那の話ですけれども、彼女が少女時代に

ちょっと大きな都会に行った時ソフトクリームを生まれて初めて食べたことを、村に帰って友達に話す。

友達は目を輝かせてその話を何度も何度もせがむ。そういう話がありましたが、

ソフトクリームって容器まで最後に食べられる。よく考えたら凄い物だなと思いながら、

雨で寒いのに何かほこほこしながらソフトクリーム食べていました。


さて奇跡的に雨がやみ、大垣から関ヶ原に向かいます。中部地方と近畿地方隔てる峠の中では、

もっとも楽なルートであったこの道ですが、それでも道はだんだん上り坂になり、低い雨雲が

降りてきていました。

結局米原、そして彦根に抜ける8号線に合流する頃には、天気も少し持ち直し、

カッパもそれほど濡れなくなってきました。

いよいよ久しぶりの滋賀県犬上郡豊郷町にはいり、

いつもの旧豊郷小学校(アニメけいおん!では桜が丘女子高校)に到着しました。

もうたくさんの人が開場待っていました。

よく言われますがコミケなどの集まりでは、欲しい物に殺到するオタクたちをどう交通整理するか?

そのシステムが完全に出来上がっており、何万人という大群が全く混乱なく順番待ちをする、

デパートのバーゲンの商品の奪い合い(まあこれは本当にはないでしょうが定型化されている)

そいった光景とは最も遠い風景が見られる。と言われています。



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今回の集まりでも1000人ぐらい詰め掛けているけいおんファンをどう捌くか?見ものだと

思っていたのですが、全体を三つの大きなグループに分け、それぞれを前列後列さらに2つずつに分け、

つまり、6グループに分けるという、そういうグループ分けをしていました。

それぞれ大好きなキャラクターの看板の所に列をなし、しかも先を争うということもなく並びました。

実はどの列が何番目に入場するか?そしてその列の前から入るか、後から入るかは、

全てじゃんけんによって決められますので、先を争うことは無意味なのです。

私はもちろん琴吹紬の列に並んだのですが、ここ数年中野梓の列が勝利をあげていたとのことでしたが、

今回は紬の列がジャンケンに勝利しました!


1回目の入場が出来大変ラッキーだったのですがこの同人誌即売会というのは、人気のサークルと、

そうでないできたてのサークルとでは、全く売上が違うのだそうです。

このコラムをお読みの方は、さすがにこの手の同人サークル事情に詳しい方はあまりおられないと思います。

私も全くわからないので、まずはどこに行こうか迷っておりましたが、迷う必要は全くないとわかりました。

実は前回の秋山澪誕生会で抽選があり、以前のコミケで販売された紙袋があたり、

電車で名古屋まで持って帰った。そんなホロニガイ思い出があるのですが、その時の、

本当にみんなが歓声を上げた、その紙袋の作者。というよりはサークルの名前なのですが、

らぐほさん。

実は人の名前と思っていたのですが、これはサークルの名で、実際に絵を書いているのは

エリカさんという女性のようです。

このサークルの人気は圧倒的で、もうすでに廊下に列ができていました。

係りの方も心得ていて、最後尾という看板を出していました。

入場は3回に分けられるので、当然それぞれに充分行き渡るように配慮はしていると思いますが、

やはり気がせいてみんな並んでしまうのです。



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まずはここで同人誌と大きなバックを購入。結局このバッグにみんな購入したもの入れて持って歩いたので、

会場内このバッグだらけでした。

このセットで2000円使い、その後他のサークルも見て回ったのですが、

結局同人誌はらぐほさんのだけ買いました。

やはり女の子ばかりのけいおんのネタということで、少し百合がかった題材が他の同人誌に多かったのですが、

らぐほさんのは、エビフライ先生のけいおん続編の、さらにアフターストーリーのような非常に

しっかりした物語で、けいおんへの愛を感じました。



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結局買い物はあと、缶バッジを何枚か購入しただけで計3000円の買い物でしたので、この手のイベントに

参加した割には無駄遣いせずに済んだと思います。今回は昼食も家から持参し出来るだけ浪費しないように

心がけました。それでも5月後半はちょっと苦しかったです。



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販売会場の時間が過ぎると次のグループが入ってくるので一旦会場でます。

このあたりもとても統率が取れていて素晴らしい運営だと思いました。

それからはけいおん!音楽室の隣にある小さなステージ飛び入り参加の音楽会を鑑賞したり、



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音楽室の特別展示。本物の楽器特に澪の左利きベースと梓のムスタングは、おそらく高校生が持つ、

国産のコピーであろうと思われますが、平沢唯のギブソンレスポールは、50万するギターを強引に

5万に負けてもらうという原作の設定がありますので、本物の展示となると、本物のレスポールなわけで、

さすがに係りの人がちゃんと常駐していました。いいもの見せてもらいました。



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本物と言えば秋山澪のヘッドホンも、食堂に特別展示されており、これもちょっと憧れのAKG K701なので

ドキドキしました。買わないけどね。



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(これもいいポスター。右下のたまこは、京都出町商店街で見たなあ)    iPhone6


さて講堂で行われていたコンサートにちょっと出遅れてしまいましたが、


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全ての即売会が終了した後の抽選イベントとジャンケンイベントは楽しかったです。

朝の列作り使用されたキャラクタの看板と、その他も実物の楽器の展示等にも使われた

等身大キャラクタ看板。これらもすべてじゃんけん大会の商品にされました。

有志の絵師の皆さんが書いてくださったもので、それは欲しいですけれども、なにしろ等身大なので

どうやって持って帰るのか?



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私はさすがにじゃんけんには参加しませんでしたが、以前のイベントでは東京まで持って帰り

「電車の中にあずにゃんがいる!」というTwitter されたという武勇伝もあるそうです。

今回もじゃんけんの勝者が決まるたびに、司会者が

「今日は何に乗って来ましたか?」と聞いて、車で来たというとちょっとがっかり。

電車で来たというとみんなで勇者をたたえる拍手が巻き起こりました。



(こうやって持ち帰りはるわけやね)                   iPhone6


さてすべてのイベントが終わり、私も帰路に着きましたが、

大変困ったことにだんだん雲行きがおかしくなり始めました。

米原を抜け関ヶ原に差し掛かる頃に急激に雨がひどくなり、コンビニでしばらく雨宿りしましたが、

一向に止まないので、意を決して走り出しました。

関ヶ原の下り坂で、暗い夜道。

強い雨の中。

ほとんど視界が遮られ、前を走る車の赤いテールランプだけを頼りに走ったことは、

結構怖い思い出として今後もトラウマになりそうです。


幸い先行車も急停車することもなく、無事に坂を下り、すき家で夕食を取った時は、

「助かった!」と思いました。

その後岐阜から一宮抜ける頃には、完全に雨も上がってくれたので快適に帰宅することができました。


缶バッチは服につけたりカバンにつけたりして楽しんでいます。



(一番気に入ったバッジ。今年の夏はこれで乗り切る所存)iPhone6


次回は7月にまた誕生会があるのでぜひ参加しようと思っていますが、

さすがに天気予報見て下り坂のようなら、無理をせず電車で行こうと思います。

お金を貯めなきゃ。



(また会おうぜ!)                 iPhone6

 
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