2009年9月 

 

  題名「防疫戦」  


 

                             Sanyo W33SA


 

新型インフルエンザは相変わらず、深く静かに広がっています。

契約社員と言う名の日雇い仕事に従事している者にとって、

1日たりとも休む事は出来ないばかりか、一旦新型インフルエンザと

診断されてしまえば、完治するまで出勤を停止され、生活に大きな痛手と

なってしまいます。

絶対に罹るわけには参りません。


インフルエンザウィルスの感染は、殆ど口からの感染と言われます。

患者が咳をして、空気中に細かい水滴と共にウィルスが吐き出され、

これを別の人間が吸い込む事により、感染する場合がありますが、

これは、患者がマスクをする事で、かなり防げると言われます。

マスクの繊維の間からウィルスを含む呼気がでない訳ではないですが、

マッハの速度を持つという咳の速度はかなりそがれ、結果的にあまり

距離が飛ばないため、キスでも出来そうな距離でない限り、リスクは

小さくなります。マスクをした人にそれほど近寄らないと言う、

「威嚇効果」もあります。


電車の車内などでは、健康な人もマスクをするのが望ましい訳ですが、

最近では、座っている人の前に立った人が咳をする事は、殆ど犯罪行為と

される認識が広まりつつありますので、空気感染は非常にリスクが減って

来たと思われます。

まあ熱があるのに人前に出ない様にはすべきだと思います。


あとは、手を良く洗う事で、かなり防げると思います。色々な物に

患者が触った事でウィルスが付着し、それを知らずに触り、

その手で食物を食べる事で、ウィルスが口から入ります。

手を良く洗い、出来れば消毒してから食事なり、調理なりすべきです。


うちに消毒用アルコールがありましたので、100均でスプレーボトルを

買って、神経質な程手を消毒する様にしています。

家族がどこかで拾ってこないとは限らないので、特にドアノブに触れた

後、消毒は欠かせません。

消毒用アルコールは無水エタノール8に水2を混ぜた物が多いのですが、

何故か消毒用アルコールの値段は無水エタノールの値段の8がけより

安いのが不思議です。

医薬品である無水エタノールは雑品かせいぜい医薬部外品である、

消毒用アルコールより高い仕組みがあるのか?

純度を上げるのに手間がかかるのか?

まさか揮発油税?ではないと思いますが、とにかく不思議です。


20%の水が混ざっていても、気化熱により消毒用アルコールは手の

上ですぐ乾きますので、すぐに食物に触れますが、最近良く売っている

「手の消毒用アルコール」は手あれを防ぐ意味か、少量の油分を混ぜて

いるので、べたべたして困ります。余計な事せずに、無水エタノールに

水だけを混ぜたものを大量に生産し、安価で販売する事を、政府で

検討して欲しい物です。


ファーストフードでもまだこの手のスプレーの設置が義務づけられて

いないのが不思議です。なにか食べ物屋と言う事で感染とかいう

イメージを思い出させる事のを嫌う気持ちがあると思いますが、

ファーストフードで、神経質な程、手消毒を徹底している事は、

当たり前の事と受け止められていますので、ぜひ客席にも置く様

保健所とかを通じて指導して欲しい物です。

ソースと並んでテーブルに一つあっていけない物とは思えません。


ワクチンが6千なんぼもするらしいので(冬のいつものは会社で

費用負担があるのですが、こっちはどうなのか?)、もっと

手近な水際作戦として、このアルコールが効果的です。


ちなみにこの消毒用アルコール、靴の中にスプレーすると消臭にも

抜群に効果があります。

 
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