2014年10月


「新装開店」



                        Leitz Wetzlar Summicron 5cm/2


メルマガの仕事がなくなりましたので、例の

「クリエイティブしてないと、脳が腐る」的衝動につき動かされ、

今月からは、この

「ささやか写真館」は、本来の写真コラムとしてその月に撮った写真を中心にやっていこう

と思います。

先月までの、日常コラム的要素は、

「ナゴヤからの手紙」

「ヤドカリの貝殻」

に受け継いで行き、コラム3本/月体勢で行こうと思ってます。

まあ忙しいので、カメラはiPhone6中心になるとは思いますが、休日には出来るだけ

カメラを持って出かけようかと。

とりあえず、上の写真は10/11に友人のバーベキュー大会に混ぜていただいた時の写真。

今月から、生まれ年のレンズ、1954年製の沈胴ズミクロン。もちろんカメラは1955年製

ライカM3(ダブルアクション)です。

このカメラはもちろんフィルムカメラですので、スキャニングが必要です。

ミノルタのフィルムスキャナーも持っていますが、SCSIなので旧Macが必要。

まだマシンはあるので、やろうと思えば出来ますが、面倒なので、今回は、

”中日カラー”の現像+CDRへスキャンサービスを利用しました。

現在フィルムはほとんど供給が止まり、フジの現場記録用フィルム※が手に入るのみ。

まあ専門店に行けばまだあると思うけど。

ライカレンズは、もともとフジとの相性は悪くない(最高は旧サクラ→コニカだった)

ので、まあ満足。

現像料600円。CDR焼き込みが600円(2回めから400円)。フィルム代併せて

1300円程の出費ですが、月一回はライカM3にフィルムを通したい。


※法的な記録写真は、改竄を防ぐと言う意味合いで、未だにデジタル写真が認められて

 いないケースがある(例えば、浮気の証拠写真とか(笑))。そのため現場記録用

 フィルムは未だに販売されており、供給を支えるため写真屋の”フィルム代が永久に

 無料の店”等のサービス品として置かれている。ちなみに国産フィルム。

 私は同時プリントしないので、この恩恵は受けられないが、250円程で購入している。

 昔は現場記録用フィルムと言えば、貧乏カメラマニアの代名詞だったが、今となっては

 有難い。工事現場で圧倒的なシェアをもつ防水、防埃カメラ、”コニカ現場監督”も

 デジタル化されたので、この状況は変わるかもしれないが。



                        Leitz Wetzlar Summicron 5cm/2


このサービス、解像度はそれほど高くないのですが(1544 × 1024 スキャナ情報は

” NORITSU KOKI QSS-32_33”と出る)、まあWEBにアップロードするには充分。

どっちみち解像度下げるので。ただ上のワンちゃんのスカートでも判る様に、ちょっと

コントラストきつ過ぎると思います。やっぱりOLD Macひっぱりだすかな?



                        Leitz Wetzlar Summicron 5cm/2


ちょっとトリミングしてみた。肉が死ぬ程美味かった。また誘ってね→友人。



                        Leitz Wetzlar Summicron 5cm/2


ライカの持ち味は、キャンディド・フォト。

さりげないスナップ用に、かえって目立つオールドカメラが良いのは不思議だが、

ISO400フィルムを入れておけば、アクセサリの様に首から下げたライカのシャッターを

覗かずにさりげなく押すだけで、街の風景を切り出す事が出来ます。

今回は100フィルムだったので、絞りを開放近くにせざるを得ず、距離感が難しかった。

結構ピンぼけが多く、上のが数少ない成功例です。

このレンズは開放近くで撮った、ボケ味が美しいので、つい100を入れるのですが、

やっぱり街撮りは400で、F16とかで撮った方が楽。



                                    iPhone6


ちなみにこの日は、別コラムでも紹介した”大道町人祭”。

これはiPhone6です。5より広角レンズだと思いますが、記録用にはいいですね。



                          SIGMA 55-200mm 4-5.6DC


翌10/12は名古屋祭り。久しぶりに英傑行列を見た。これは徳川武士団。

歴オタ、歴女なら、”あ、あれは誰々”と判るのだろうなあ。

今日のレンズは、抜群のコストパフォーマンスで有名なシグマの55-200ズーム。

私のペンタックスistDだと、フィルムカメラ時代の300mm相当なので、結構な望遠。



                          SIGMA 55-200mm 4-5.6DC


今回、見たかった山車の総揃えは時間的に見られなかった。

交通状況などで、やむを得ないのかも知れないが、名古屋祭りのパンフ、HPは、

いつ、どこで、何をやる。という基本的な情報が貧弱過ぎる。

6月に出会えた”東区筒井町 神皇車”がパレードを終え、休憩の場に出会えた。

おつかれさま。



                            Tokina AF 19-35 3.5-4.5


10/24。一年ぶりの聖地巡礼。まずは滋賀県犬上郡豊郷町の旧豊郷小学校校舎群。

商社重役になった地元のお金持ちが、校舎を寄贈した戦前の名建築。

→校舎新築話しで取り壊し案→卒業生必死の反対運動。

→新校舎を別の場所に建てて町の文化財として保存。

→この美談を聞いた京都アニメーションがけいおん!の舞台、桜が丘女子の校舎として

そっくり採用

→けいおん!ブームで聖地巡礼者殺到

→町の音頭で高校生バンドコンテスト開催

→ブーム去ったが、今も開催。今年で4回目。

という流れなのですが、今回再訪して、来月24日に、このコンテストが開催される事が

判明。カブで片道5時間弱なので、一応24日抑えた(笑)。雨なら行きませんけど。



                            Tokina AF 19-35 3.5-4.5


けいおん!ファンなら涙が出る写真。今回istDに付けて行ったレンズはトキナの広角。

このレンズは、評価は普通ですが、立派な押し出し(大きい、重い(汗))の割に、

信じられない程安かった。ビックカメラで19800円とか(笑)。

まあ、今はこれでも大金ですが(涙)。



                            Tokina AF 19-35 3.5-4.5


これも、卒業式の回で印象的に使われた、屋上。もちろん出る事は出来ない

(自転車二人乗り、女子体育のブルマと並んで、三大今は実在しない設定の屋上シーン。

今はまず、屋上に出られる学校はない。籠付きの運動施設になっていない限り)。

昨年は曇りだったので、今回ガラス越しに、快心の絵が撮れた。



                            Tokina AF 19-35 3.5-4.5


部室の設定だった、音楽室の机。昨年よりケーキが増えた(笑)。勿論造りものだが、

平日でも数十人がコンスタントに訪れている。



                            Tokina AF 19-35 3.5-4.5


ファン寄贈の楽器、グッズ類は、売店近く(旧図書室)に展示されている。

前は音楽室にあったが、不届き者が盗む!という罰当たり行為があり移転。

中央の痛ギターは、手作りカッティングシート貼りの、中野梓モデル。

こういう力作を、寄贈するファンの心意気が嬉しい。



                            Tokina AF 19-35 3.5-4.5


午後から京都に立ち寄る。ここは出町枡形商店街。やはり京アニの、

”たまこマーケット”の設定舞台になったという。小振りなアーケード商店街で、名古屋だと

円頓寺西商店街に良く似ていた。こういう商店街が生き残るには、中心地にあり、

大店法の制限で、大規模スーパーが参入出来ない事。近くに集客力がある所があるのが

条件。ここは流石に観光地京都の真ん中にあることと、京大、同志社の間にあり、

学生街でもある事で生き残ったと思われる。



                            Tokina AF 19-35 3.5-4.5


街には”たまこマーケット”に便乗する(けいおん!ほどの話題作ではなかった)動きは

すくなく、豊郷町でも見かける、キャラ風”飛び出すな人形”がある程度。これは主人公の

餅屋の娘、北白川たまこと謎の鳥、デラ・モチマッツィ。あと訪問者のノートが

ここにもあり、たまこ役の洲崎綾さんの書き込みも付箋付きで読めた(喜)。

餅屋としては、表通りのすぐ近くに、有名な”出町ふたば”がある。

別にたまこ人気と関係なく、超人気店。行列にならんで、豆大福を購入。こしあんで

ビックリしたが、甘味と塩味のコントラストが抜群で、流石に美味しかった。


というわけで、今回は初回と言う事もあり頑張り過ぎましたが、毎月写真を中心にした

コラムをここで掲載して行くつもりです。

やっぱりなんか書いてないと、本当に日常に埋もれてボケそうですので。

よろしかったら、今後ともお付き合い下さい。












 
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