2017年9月


「楽し〜い!さわやか写真館」


                     特に記載のないものはiPhone7plus

9月のある日、私はかねてより行きたい行きたいと思っていた豊橋の「のんほいパーク」に行ってまいりました。

ここは大雑把に言えば動植物園なのですが、大変規模の大きなテーマパークのような公園です。

名古屋からは国道23号線のバイパスで蒲郡に向かい、その後一般国道を通って豊橋に行くのですけれども、

今まで何度も蒲郡までは行ったことがあるし、豊橋にも二度ほど行ったことがあります。

一度は豊川で行われたB級グルメの

「B 1グランプリ」あと一度は大道芸人パントマイムの

「シルヴプレ」の公演を見にです。

大体名古屋からは3時間ぐらいで着くかな?と計算して公園が開く9時頃に着くように、

6時頃にカブで出発しました。

途中までは道がわかっているのでそれ程焦らずに進むことができましたが、豊橋に着いてから

のんほいパークまでが実はかなり遠く、私の知っている豊橋駅とかその辺りから、もっともっと東の方に

進んでいくのです。

東三河そして静岡県に入って遠江。このあたりは戦国大名の今川氏が勢力を持っていた地域で、

ちょうど今NHK で大河ドラマの

「おんな領主直虎」をやっていますので、私たちが日本史の授業で簡単に習った

「桶狭間の戦いで織田信長に今川義元が倒されて、衰退する今川氏」というイメージが、

実はその後もずいぶん長い事今川氏の勢力は強かったのだ。ということがドラマで分かって、

なんだか豊橋から東に向かうにつれて、つまり駿府に向かうにつれて、なかなか目的地に到着しない私は

カブに乗りながら

「おやかたさまああ~っ!」と叫びながら走っていたのでした。

その内だんだん叫ぶ内容が変わってきて最後は

「のんほいさまーっ!」と叫ぶという、よくわからない状態でGoogleさんの音声案内に従って、

のんほいパークを目指したのでした。




ようやくのんほいパークに到着し、入り口でなかなかすごい

クロスカブに出会いました。

日本一周をしておられるようですね。

それにしても、けものフレンズのラッキービースト(ガイドロボット)のぬいぐるみが載っていたり、

なかなかユニークな旅姿です。




さて東門から入場しました。大人600円。さすが公立。安いです。

後で調べたら、園内をセグウェイに乗ってガイドしてくれるらしい(二千円)。

もう一回行かねば!ハワイの有吉には負けん!




ちょうど時間は9時25分でした。

予定より30分弱遅れたことになります。

入り口に入ると早速今けものフレンズとコラボしていることを示す看板が置いてありました。

表題写真がその全景です。




こちらが左半分。

残念ながら、のんほいパークとけものフレンズのコラボは夏休みでほぼ終了しており、入り口にあるこの看板だけが

そういった行事の名残になっていました。

しかしメインキャラクターであるサーバルキャットがこののんほいパークに新たにやってきているので、

これはぜひ見なければと思ったのです。




そしてこちらが右半分です。

コラボと言いながら、ここの売店にもけものフレンズ関連グッズどころか、サーバルキャットのぬいぐみでさえ

置いて居らず、アニメ公開後これ程の人気になるとは誰も予想出来なかったため関連グッズの用意が遅れている

状況が続いています。

深夜番組だった初回放送で大きなお友達(著名なクリエーターも含む)の絶大な支持を得たこの作品が、

今はテレビ東京系の朝の子供番組内で再放送され、子供達にあんぱんマン並みの支持を得ている現在、

グッズ展開を急ぐべきだと思います。




けものフレンズのキャラクターデザインは、ケロロ軍曹の作者、漫画家の吉崎観音氏ですが、

その時点では特にストーリーがあったわけではなく、アニメ化に際して監督のたつき氏が一から

ストーリーを組み立てて脚本も書いており、言ってみれば、

吉崎氏はドラゴンクエストのキャラクターデザインが鳥山明であるというのと同じような意味合いなのですが、

その大切なたつき監督が今回第2期には関わらないというニュースが流れ、けものフレンズファンに大きな衝撃を

与えています。

ドラクエでいえば堀井雄二が降りて、スクエニが別のスタッフで 次期作品制作を目指す様なもので、

あり得ない話だと思います。

今回訪れたのはそれより前でしたので、そのような大人の事情は考えずに訪問できてラッキーでした。




この写真は展望台から見たのんほいパークの風景です。住宅が見える手前はすべてこの公園なので、

広大さがわかると思います。




のんほいパークはつい最近大改装が行われ、ペンギンの水槽やアザラシの水槽なども非常に美しいものに

なっています。

ちょうど餌やりの時間でペンギンたちに餌を与えるラッキービーストならぬ係の方が見えました。

餌はじゃぱりまんではなく魚のようです(笑)。




旭山動物園から始まった見学者のすぐ近くまで動物が泳いでくる立体的な水槽。こういった設備が

よりこの動物園を素晴らしいものにしています。




ペンギンもこんな近くまでやってきます。なんか妙に人間臭くて、漫画の

「バケツでごはん」を思い出します。




恐竜もいます。東山動物園のコンクリート打ちっぱなしのような灰色な恐竜ではなく最近の研究に基づいた

非常にカラフルで一部には体毛も生えていたと考えられている恐竜の再現です。

かなり大きいので大変見所のあるアトラクションです。




この水蓮の池はどこかで見たことのある風景だなと思ったら、




本当にモネの写生した水蓮の池の種をもらってきて植えたものだそうです。

植物園も大変立派で庭園の中に続く遊歩道もよく整備されています。

ここをセグウェイで走りたい!




夜行性動物の展示をする建物の周りが妙に臭うなと思ったらこのツチブタという動物の糞だったようです。

こういった匂いでも野生動物を身近に感じる、そういう非常に動物が人間に近いところにいる動物園です。




これが目当てのサーバルキャット(メス1歳)。投票でステル(アフリカーンス 語で”星”)と名付けられました。

夜行性動物の展示のために薄暗くなっている建物ですが、動物たちはある程度の明るさがないと見ることが

できませんので、必然サーバルキャットも日中ゴロゴロしている、そういう姿を見せています。

餌を求めて活動する夜間の姿を見るのは大変難しいようです。



                        SIGMA 55-200/4-5.6DC

他の動物の展示も近くで自然に。というのがこの動物園のコンセプトで、

マンドリルがこんな近くまで寄ってきます。その他おなじみの野生動物たちも、

かなり近い距離から自然の姿を見ることができます。



                        SIGMA 55-200/4-5.6DC

実は凶暴だと言われるカバも安全を確保しながらかなり近いところで観察が可能です。



                        SIGMA 55-200/4-5.6DC

一方しまうやシマウマや



                        SIGMA 55-200/4-5.6DC

キリン、こういったサバンナの動物たちはかなり遠くに広々としたフィールドを与えられて

普通の動物園の動物よりは、のびのびと暮らしてるように見えます。



                        SIGMA 55-200/4-5.6DC

ミーアキャットもかなり近いところで独特の姿を見ることができました。



                        SIGMA 55-200/4-5.6DC

この写真は望遠で狙っているのでこんなに近くありませんが、サイもかなり広々としたフィールドを

与えられて、結構のんびりと過ごしているようです。



                        SIGMA 55-200/4-5.6DC

フラミンゴもよその 園よりストレスがないように見えました。

見物人の前に檻を置いて動物を見せる従来の動物園と間逆の、動物の生活エリアの中に

人間が入って行く。そう言う設計です。



                        SIGMA 55-200/4-5.6DC

人間の子供たちも学校の遠足でたくさん来ていました。

一つ一つの展示棟がかなり離れているこの施設を歩いて一周するというだけでも、健康的だと思います。




少し時間がたったのでもう一度サーバルちゃんを最後に見てみたのですが、少し目覚めてきたようです。



                       参考映像(Twitterより)

この写真はある方がTwitterで公開した写真ですが、動物園が閉館する直前の展示動物の照明を落とした直後、

高感度のカメラで撮ったものだそうで、私の撮った写真とは見違えるように生き生きとした姿です。

やはり夜行性動物はほんとに暗くならないと動き始めないようです。

東山動物園のサーバルキャット(オスのムサシくん)は檻の中で暮らしているので、起きている姿を見ることは

大変難しいのですが、ここまで照明を落としても、真に暗くなってようやく本当の姿を見ることができるわけです。




さてサーバルちゃんに別れを告げて、もう一つの目的地に向かいました。

静岡県民が愛してやまないファミリーレストラン。

女優の長澤まさみさんも実家に帰ると必ず行くというステーキハウスの「さわやか」という店です。




店内はごく普通のステーキ屋さんのしつらえなのですが、この店に来て多くの人が注文するのは、

「げんこつハンバーグ」というビーフ100%のハンバーグです。私も30分待って店内に入り注文しました。




野球のボールほどの巨大な丸い塊のハンバーグが鉄板に乗ってやって来て、

ウェイトレスさんが慣れた手つきでそれを半分に切り、




さらにじゅうじゅう押し付けて、




2つのハンバーグにしてくれます。味は一般的なハンバーグで想像するとは考えられないくらい歯ごたえがあり、

ステーキにとても近い 食感でした。

静岡県でしか食べられないハンバーグなので、今回は県内各地にあるさわやかの中でも一番西側にある湖西店。

ここが名古屋に一番近く、

今回訪れた豊橋の東のはずれにあるのんほいパークからは本当に10数分で到着できる位置でした。




満足して帰りは遠州灘沿いに豊橋まで帰りました。

ただしGoogleさんは

「有料道路を使わない」というオプションはあるのですが、

「自動車専用道路を使わない」というオプションがないためにちょっと気を抜くとすぐに私の90ccのカブでは

通ることができない自動車専用道に入ろうとします。

その都度脇道のものすごいあぜ道みたいな田舎道を通ってそれをやり過ごすのですが、ここのところは

改善してほしいです。

もともと車にはほとんどカーナビがついているわけですから、このGoogleマップの音声ガイドを利用するのは、

バイク乗りが多いと思うのです。

そして125cc以下のバイクに乗ってる人。あるいは50ccのバイクに乗っているそういう人も多いので、

それぞれのカテゴリが走れる道だけを選択する。そういったきめの細かい配慮をお願いしたいです。

近々一度要望を出してみるつもりです。




海岸沿いを走っているとサメに注意という。サーファー向けの警告看板がありました。

この辺が海の町ですね。




豊橋に抜けてから蒲郡までは途中までバイパスができているのですが、そこからいきなり道がなくなり、

Googleさんに頼ってみるとほんとにすごい山道をいろいろあちこちに案内され、

ようやく蒲郡の23号バイパスの近くに出ることができました。

なんとかつて立ち寄ったことのある

「あらじん」というパン屋さんの真ん前に出ました。

ここのパンはドイツ風というか非常に硬い、味のあるパンで、今回も大喜びでパンを買わしていただきながら

このバイパス開通の話をすると、どうも豊橋から名古屋方面まで、バイパスが全て開通するのは、

まだ五年ぐらいかかるそうです。通ってきた山道のあちらこちらに、工事途中の跡がありましたが、

かなり大きく山を削ったりトンネルを掘ったり、なかなか大変な工事になりそうです。

正直東名高速道路も第2東名もできている状態で、一般国道である23号バイパスをそこまで全て通す必要があるのか?

疑問もありますが、高速道路の走れない私たちのような小型バイクライダーにとっては大変ありがたいことです。

今回は大型台風が九州に近づいている時期でしたがまだ天気も良く、秋の東三河地方を堪能できた旅でした。

 
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