2013年8月 

 

「夏の終わり…なので」



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 ツクツクボウシがフィナーレを告げ、いよいよ八月も終わり。いい夏でありました。

今日は最終日とて、静岡県静岡市清水区(当時は清水市)在住の桜もも子さんや

東京都世田谷区在住の磯野カツオ君、私立直江津高校2年の阿良々木暦君に至っては、

そのために世界を亡ぼしてしまう事になる、恐怖の宿題も既になく、のんびりした最終日

ではありました。まあ仕事だったのですけどね(涙)。

この夏の総括(我々の世代だとちょっと怖い言葉)として振り返ると…。


○海に行く→3回目で目標達成。


1回目:不発(先月のささやか写真館参照


2回目:七分咲き

→バイクに乗っていると、どの程度風があるかは、はかりにくいですが、海岸に近づくに

つれ、2基ある風力発電のプロペラが勢い良く回ってます。


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「シスターズが、一方通行を妨害しているな」と超狭範囲対象ネタを呟きながら、

うきうき近づく。

前回の家族連れ中心と異なりナウなヤングがワンサカワンサと(古(笑))おられます。

バーベキューしたり、日光浴したり、泳いだり。

私も海水浴っていう位ですから、海に浸かりました(決して泳がない)。


 女の子んばっかり8人位のグループでなんと騎馬戦を始めました。

「元気いいねえ、なんかいいことでもあったのかい?」と物語シリーズの

忍野メメの台詞を呟きながら、早々に退散しました。

いや、迷惑だったからではありません。出来ればずっと見ていたかったのですが

「あの親父じろじろ見てやがる。きっと"ぽろり"狙いじゃね?」と思われるのも

嫌なので(そんな水中騎馬戦のある"おんなだらけの水泳大会"なんて、今の若い衆は

知らんて(笑))砂浜に移動しながら振り返ると、健康的な女の子の騎馬戦の後ろに

青い空。

その空には、ぽっかりと丸い枠の中、

「おー、早見優が歌ってるぜ」(妄)


 シャワーで海水と砂を落としたあと、自販機でZeroコーラを。

普段はめったに買いませんが(甘すぎるので)、海にはやっぱりコークですよね。

裕ちゃん、若大将、ワイルドワンズ、力道山(禁句(笑))ですよね。

肝心の本をバイクに忘れて取りに戻るという微笑ましい老人力エピソードが、

ありましたが、読み返し中の西尾維新

「傾物語」を読みながら、ぼんやりと1時間程過ごしました。心地よい海風。

最高な午後でした。


 4時になったので、帰ろうと支度してましたら、なんか幹事みたいな人が、

「そろそろ集合で~す!」と叫ぶと、先ほどの騎馬戦組(隣のテーブルでアイス食ってた)

始め、日光浴組、バーベキュー組、その辺の人々が、一斉に動き始め、浜辺の1/5程が

撤収に向かっています。

「すげー団体観光!」


3回目:満開!

→更に28日に台湾茶房"楡家"が惜しまれつつ閉店なので、訪問したついでにちょっと

また行ってみました。楡家では、いつもと違う高いお茶を飲み。その茶葉を記念に少し

買いました。茶台も買いたいと思ったのだけれど、流石に手が出ない。半額セールだった

のですが一万二千円が六千円になっても、ちょっとね。

まあいつか台湾に行った時に買おう。

店主が昨年亡くなったそうで、その後頑張ったけれど、限界という事らしい。

再開や茶葉販売の予定も全くないと言う事で、長久手にある中国茶専門店を紹介して

もらいました。


海は流石に空いていましたが、家族連れはすでに少なく、中学生や高校生同性連れで

「海行っとこうよ」みたいなノリのグループが多かったです。がんばって

「ビキニデビュー」みたいな女の子も多くて、いつものガングロ、タトゥー、

臍ピアスみたいなねえちゃんとは違い微笑ましかったです。海は8月末に限る!

(いえ、読書に行くだけです(笑))。



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ウインドサーフィンしてる人たちはサーファーと違い年齢層が結構高く、この辺に

小さなアパートを借りて、ウインド三昧な老後年金生活を、少し妄想してしましました

(まあそんな元気な老人になりたいものですが)。


楡家に行く前に、1、2回目とも実行できなかった(1回目疲れて通過。2回目定休日)、

知多市清水が丘の

「ベーカリー マサ」に寄り、有名なクリームパンを買いました。160円。

いつも買って帰って、家で食べようと思うのですが、我慢出来ず食べてしまいます。

店先にある木製ベンチに腰掛けて。


○花火大会

→8/10の土曜日。東海市でお祭りがあり花火大会が催されます。

東海市と言えば、工業都市という印象(製鉄の町)が強いのですが、知多半島の中央

には、丘陵地帯が広がっており名古屋のベッドタウンとして、かなり宅地化されて

いますが、まだ緑が多く残っています。

東海市役所近辺は、この自然を旨く残した大きな公園が設置されており、ここが

花火会場です。花火と言えば、ほとんど河原で行うのが多いですが、ここは山の向こう

から花火が上がる。という変わった形式です(なので仕掛け花火系はない)。


昨年は、仕事が終わってから駆けつけ道の途中でバイクを止めて、最後の何十発を

遠くで見ましたが、今回は休みをとって準備しました。

花火の何がいいって、無料な所ですね。一発づつ提供が付くらしいのですが、

宣伝というよりは、企業として市民生活を支える。という側面が強いようです。

江戸時代から日本に続く企業倫理(儲けさせていただく感謝としての行事参加)から

くる、麗しい伝統メセナですね。


 さて海に行った時に調査ずみで、付近の道路は6時から封鎖。それまでに会場に行き、

バイクを止めて、鑑賞場所を確保しなければなりません。

4時半に家を出て、5時過ぎに着けばいいと、たかをくくっておりましたが、

どうしてどうして、もう満員で、駐輪場も全くありません。

かろうじて公園裏の駐輪場に潜り込みましたが、場所は既にほとんど青シート

で、占拠されておりました。

東海市民のこの行事へのテンションは半端じゃないと思いましたね。


 トイレに行く通路の縁石にわずかなスペースがありましたので腰掛けました

前を人々が行き交いますが、まあ並ぶ程トイレは混雑しなかったので、立ちどまる人も

おらず、良かったです。

隣に若い家族が座り込み、お父さんは丸刈りのちょっとやんちゃそうな男。

奥さんは眼鏡をかけた地味な方で、化粧っけも少なく、まあ普通の主婦。

娘さん(小学生と幼児)達は結構可愛い美人になりそうだな。彼氏は、家に来て

このお父さんにガツンとやられそうだな("君に届け"の爽子じゃなくて翔太の

お父さんの感じ。爽子がガツンとやられてたし(笑))と妄想しておりました

(お父さん目鼻が可愛い顔だった(笑)娘さん達は、お父さん似か)。


トイレに向かう人が、花火に見とれて

立ち止まるたびに、

「見えん!じゃま!立ち止まるな!」とどなり、奥さんが

「あらあら、おとうさん、そんな事言ってまた…。」

みたいな、姉さん女房っぽくて、結構微笑ましい感じでしたが、結果この

兄ちゃんのおかげで、花火を堪能できました。

この場所は、上から木の枝が垂れ下がっており、地デジサイズというより

映画サイズの画面(アニメで時々一部上下をマスクしてこのサイズにする手法

がありますよね。絶望先生とか化物語とかで)での鑑賞でしたが、とにかく

花火というものは延々2時間程打ち上げっぱなし(正直、結構途中で飽きる。

後のご老人は何度も途中で"流石にこれでおわりじゃろう"と言っていた(笑))

なので、多少画面から切れるのがあっても全然惜しくありません。


 三脚を立てる、ニコ爺やキャノ爺も多かったですが、こっそり

「この枝、邪魔だね」と言っておりました。悪名高い"撮り鉄"が邪魔な枝を切ってしまう

様な愚行は、流石に実行しなかったですけど。

私は、こういう撮影は、iPhoneの方が奇麗だと判っておりますので、あえて

ペンタックスは持って行きませんでした。

プロでも、露出等の設定が難しい絵をいとも簡単に奇麗な写真や動画にする

事にかけては、iPhone5のカメラにかなう物はないと思います。



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 今回生まれて初めて(そうだった)花火大会にフル参加してみて、来年への

教訓になった事を記しておきます。


1.早めに会場に行き、場所を確保(横どりはまず心配しなくていい)。

2.その後付近のファミレス等で時間をつぶす(駐輪場も借りてしまう)。

3.鑑賞用に椅子を用意(バイクに積める最大サイズの折りたたみ椅子を購入)


 こんな所でしょうかね。

この日は風が全然なく、暑くてタオル、扇子が必須でしたが、公園の管理が良く

蚊が全くいなかったのは、有り難かったです。

ありがとう、東海市。


○夜店

→東海市花火大会にも盛大に夜店が出ていたはずですが、今回は場所取りに遅れたので、

その余裕はありませんでした。色々ネットで調べたところ、近所の天白区島田の地蔵寺

という結構由緒正しいお寺で、毎年縁日が開かれる事が判りました。

中学時代、島田も同じ学区だったので(今は沢山中学が出来たが、当時は天白区は

天白中学だけだった。私はバス通学だった)友達に誘われて、行った気がしますが、

あまり記憶にありません。その後通勤の帰りに、

「ああ、こんな所に夜店が」と思い立ち寄って、終りがけで、唐揚げをおまけして貰った

事もありましたが、今年は偶然日程が休みの日だったので自転車で出かけました。


ここは規模は小さいのですが、昔の村祭りのイメージを良く残しており、いい感じです。

お寺と併設の幼稚園の駐車場、それから道路に露店が並び、面積が狭い割には密度が

濃いです。

カロリーが高いものいっぱいですので注意しながら、それでも焼きそばとかリング焼き

(こっちの方がお好み焼きより好き)、唐揚げとか食べてしまい、このために朝、昼は

軽くしたのですが翌朝の体重計が超怖かったです(サイワイコトナキヲエタ)。



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一番端の露店で、トルコのケバブを売っており、国際化が進んでいるなと思いました。

トルコ人?のにいちゃんが元気に声をかけてました。

買わなかったけど。

ケバブ美味しくて好きなんだけど、どうしてあんなに高いのでしょう?

ハンバーガーと同じ価格帯にしないと売れないと思います。

インド・ネパール人のカレー店と同じですね。



↑この夏は、こんなのも我が街に来たぞ(8/24東海どまつりパレード)iPhone5


 という訳で、三大イベントを制覇した私は、とても安らかに秋を迎えております。

迎えてるんだから、残暑いつまでも続くなよな!(笑)

おまじないの様に、森山直太朗の名曲のワンフレーズ、

「なぁつのおーわーりぃ」を唱えている今日この頃です。




 
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