2014年5月 


「経済効果」



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 開店していると聞いて、ぜひとも行ってみたいと思いながら、チャンスが

なかったところに、ついに先日行ってきました。


「コストコ」


アメリカからやってきた会員制スーパーマーケット。

安いらしい、量が多いらしい、日本では手に入りにくいものがあるらしい。

テレビでも見ましたが、なかなか面白い施設です。

会員になるのには、年会費4200円。

会員はビジターを2人連れて行くことが出来ます。

幸い会員の方がいましたので、スケジュールをあけて貰って、連れて行って貰いました。

昨日は夜勤明けだったので、ちょっと常滑までバイクで行くのは心配で、

大高のイオンで待ち合わせました。


 302号線→産業道路という、信号の少ない快適な道路を通って、スムースに到着。

「駐車場、広っ!」

「店、でかっ!」そして、

「なんという巨大なカート!」

買う商品がどれもでかいので、カートもでかい。どれくらいでかいかと言えば、

スーパーのカートって、手前に幼児が座れる椅子が着いてますよね。あれが

横に2つ。余裕で付いています。でっけえ。



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 会員証を提示して、店内に。このでかいカートが通行できるように、

通路は広々しています。

幅はドンキの4倍はあるな。

商品はうず高く積まれており、アメリカ輸入品のみかと思いきや、おなじみの

日本製品も沢山あります。

ただし、それが全て大きいサイズ。

ソースとかも、見たことのない徳用サイズ。私が買っても使い切れませんので、

今回は見学に徹する事に。


 「ふーむ、試食もやってるなあ」

ぶどう、アメリカンチェリー、ケーキ、ソーセージ、肉、鮭、イカ。その他

試食のものが整うたびに列を作って待つ。

試食をする事も楽しみの一つです。

商品はだいたい500g~1kgの単位で、とにかくでかいので、皆巨大カートに

うずたかく積んで押している。


 値段も1000円~3000円の商品中心でこれを消化できる家族構成は4人以上は

必要です。

知人の年配夫婦は、ここの買い物用に冷凍庫を新調したとか。

ここの商品の大きさからすると、普通の冷凍庫ではなく、上からしまう

業務用タイプが要りそうですね。


 お客も普通のスーパーに見かけられる年金世代よりは、明らかに若い層。

まあドンキの層に近いですね(会費制なのでヤンキーはいないけど)。

子連れももちろん多いです。1~2kgの肉などが飛ぶように売れていきます。

流石にアメリカ産ステーキ肉とか、うまそう。

バーベキュー食材の買い出しには最適でしょうね。



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 買い物も終了し、ここの名物、

「アメリカンサイズのホットドッグ」を食べました。

メジャーリーグの球場で売っている(んじゃないかな(笑))ホットドッグで

でかいソーセージをパンに挟んであるだけ。あとオニオン(自分でハンドルを

回してかける刻み玉ねぎ)、ケチャップ、マスタードをお好みで。

購入すると、でかいペプシの紙コップをくれ、ドリンクは飲み放題。

私は0カロリーのペプシNEXにしました。

このホットドッグが180円と言うのはいいと思います。

このために年会費4200円を払う気はありませんが、もし常滑に住んで

いるなら、最安昼食のために、会員になってたかも。

この他にもピザとかもワンピース300円で売っており、100円程上乗せ

して、外でも売ればいいのに…、と思いました(それでも安い)。


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 この店をセントレア近くの常滑に出店したのは正解。平日でこの人出は、成功している

と言えるでしょう。

噂では県内にまだ出店する計画があるようですが、ここだけのほうがいいような気がします。

交通事情が大変いい(自動車専用道や有料自動車道で、名古屋からも近い)ので、

そう何軒も要らないのでは?


 小食な年金世代の財力をあてにはできないので、商品の魅力で維持して行く事が、

重要でしょう。

今のところ、それは成功しています。

食べ盛りの子がいる世代がメインのターゲットでしょうね。

私の様な独居老人ライフスタイルには無縁な店に思えますが、家が近いなら

通うかもしれません。


 あとこの施設の特色として、値札が税込み価格な事。

今回の消費税率3%アップへの対策として、普通の店が当然の様に採用した

税抜き表示を取らず、税込みで表示されています。

単価がほとんど1000円以上なため、税抜き表示だと、レジで予想以上の

請求額になり、割高感を客に感じさせてしまうからだと思います。

大変正しい判断だと思います。

コストコのこの税込み表示は、ここの商品管理が徹底して合理化されている

事を示しています。

「なんだ、高くなったなあ」と客に買い控えられる様な商品(他所で買うか

と思わせない)を持っている強みもあるでしょう。


 それから、ホットドッグを買う場所はレジを出たところにあるのですが、

ここへみんな支払済み商品をのせたままカートを放置して(レジ袋はなく、

カートのまま駐車場に運び、車に積む)、ホットドッグ買って、ベンチに座って

食べています。

この辺は本国アメリカでも同じシステムなのでしょうか?

一応出口で、レシートと商品を照合する係の人がいますが、ざっと見るだけ。

ま、会員制ですから、そのへんは安心なのかもしれませんけど。



 単なる安売りスーパーではない、アメリカ食文化を体現したような

コストコは、休日の行事として、テーマパーク的に楽しめる施設だと

思います。

外の看板のコストコのロゴの下には、誇らしげに

「Whole sales」の表示が。

日本語では、逆にして

「まとめ買い」と訳したほうがしっくり来ますが、生活費負担割合の大きい、

子育て期の若い家族には、大変魅力的なビジネススタイルだと思います。

消費税率アップで負担が増大した分、こういう施設の会員権を子どものいる

世帯には半分負担する。

とかしてもいいかもしれませんね。



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