ミニ四駆ページ開設記念論文  
「なぜおじさん達はミニ四駆にはまるか?」

6.ミニ四駆はおじさんのノスタルジーをくすぐる


我々(私は1954年生まれです)はプラモ少年だった
私はおじさんのミニ四駆趣味は、やがて優雅なボディを誇る方向に行くのでは
ないかと思っている
プラモ時代の塗装のノウハウなど、もったいないほど持っているおじさんは
たくさん居ると思う

我々はカーエイジである
日本グランプリでのポルシェとスカイラインGT・R380の死闘や、
シャパラルという奇妙な車を見たときの驚き(世界初のウイングカーだった)
さらにパワー追求、重装備ゆえに、車重が重くリタイア続出だった
ジョン=サーティーズとホンダF1の苦悩・・・こういう事がミニ四駆に
重なるのである(最後のなんかそのものではないか?)
他の誰にも手に入らない最良のパーツやドライバーを手に入れれば勝てる
今のF1に比べて、あああの頃は・・・というノスタルジーを追体験出来る

もう一つ、特に40台の我々には
レーシングカー世代という悲しい?過去がある
いまはスロットレーシングというそうだが、あの溝を滑らせる電極から
電源をとり、電圧でマシンコントロールするあの1/24スケールの
おもちゃに熱中したのが、この世代だ
グリコの懸賞であたらないかとせっせと葉書を書いた頃
ようやく小遣いで買えるようになった頃(高かったなぁ、物価はちがうのに
今のミニ四駆と同じぐらいだった)
私は最後までレーシングカーと付き合った世代・・・すなわち
真鍮パイプ自作半田付けフレーム、エナメル塗装クリアボディ、
巻き増しモーター、あげくの果てには何カ月分の小遣いをつぎ込んで
マイコントローラーまで買った(本当に1万円した)世代である
そういう世代なので、ミニ四駆の楽しみはもう始める前から判っていました

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