ミニ四駆ページ開設記念論文  
「なぜおじさん達はミニ四駆にはまるか?」

4.田宮の戦略に乗せられてしまうのも快感である


田宮模型はこの業界の独占企業である
公式レースは、ほぼ田宮製パーツしか認められないので
事実上ワンメークレースの感もある
しかし、そんな制約ははなから無視して、サードパーティ製の部品を
使って、おどろおどろしい名前のモーターを搭載し、電池の電圧まであげて
玩具店コースのヒーローになりたい人もいるのは当然である
ところが、そのようなスペシャルチューンのバリバリレーサーを
(直線コースのゼロヨンレースは別として)市販の田宮純正パーツ、
トルクチューンやレプチューンモーターのマシンが軽々ぶち抜いていく
これが、モーターとシャーシのバランスが実車よりシビアなミニ四駆の
おもしろいところである
しかし、サードパーティのたゆまない挑戦は無意味ではなく、良い意味での
「いいとこ取り」を田宮に即し、次のパーツ発表のガイドの役目をしている
田宮は膨大なノウハウをすでに持っているので、どの時点で次の新技術を
製品化するかのタイミングを、サードパーティが教えてくれるのだと思う
クリアボディ、マッハダッシュモーターなどはそういう所から生まれた
様な気がする
こうして次のスタンダードが生まれ、それに挑戦するサードパーティ・・・
終わりのない開発競争が続いていく

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