ヤドカリの貝殻
 
 
2015年5月
「とりあえず買ってみた」
 
もうちょっと暇になったら、ソンガーシングライターに復帰したいわたくし。
とりあえず大筋は、
 
歌(わし)
ギター(わし)
リード楽器(主に縦笛、わし)
ドラム(ガレージバンド氏)
ベース(わし)
 
という、ドラムだけ打ち込みというか、ガレージバンドのフレーズのつぎはぎ。
あとは工場制手工業という、お手軽編成で多重録音です。
ギターは中学生の時からやってましたし(全く進歩なし)、大学のとき
一生懸命バイトして手に入れた、チャキのウェスタンギターは一応健在。
リコーダーは各種あり。特にバスリコーダーの音は、結構好きです。
ベースは持ってなかったのですが、最初は、USBの鍵盤でガレージバンドの
打ち込みをしようと思ってました。
ところが、そこで大きな障害が!!
 
ボクは鍵盤が弾けない!
小学校の頃、こぎつねこんこんで挫折した私は、キーボードにかなりトラウマが
あります。
結局、中古のベースをHard Offで物色してました。
Hard Offで、中古ベースは一般的にはメーカー品の中古で、新品発売時の
価格を参考に買い取り価格が決まります。
リペアされた後、店の利益を乗せて販売する訳ですが、
ヤマハとかの国産品で、古い入門機でもこの時点で1万以上の値がつきます。
 
値段がつけられない。つまり
いくら何でも古い、汚い、修理出来ないところがある。
新品時の価格が不明。等のものは、
「ジャンク品」として、別のコーナーに行きます。
 
ジャンク品だと、まあ2000-3000円くらい。
保証はしないよ。というもので、
「音、出ました」とか書いてある。
こういうジャンク品は、客は承知で買うので、返品はできません。
今回結構新しいベースがジャンクに出ていたので、興味を持ちました。
私はベースは指でしか弾きませんが、今の若い衆はピックで弾きます。
ゆえに、ピックガードにギターと同じような傷がつくのですが、
このベースも何本か傷がついていました。
ところがよく見るとピックガードの保護シールがはがしてない。
殆ど試し引き程度のようです。
他には特に傷がない。
 
でもジャンクで、3500円。ちょっと高めか。
これでも昔は結構ベースに触っていたので、まあ普及品ですが仕上げも
部品も悪くはない。
ただやたら重い。
友人のプロベーシストが学生時代に、地下鉄鶴舞線を作るバイトで!
稼いだ大金をつぎ込んで買った、本物のフェンダー製ジャズベースに比べ
膝が折れるか!と言う位重い。
作りで音が保証出来ない場合、重さで音作りする。というのは、電気ギターの
鉄則(一般にフェンダーは軽く、ギブソンは重い)なので、これは間違いでは
ないです。
まあ悪くないので買ってみました。
 
 
典型的なフェンダータイプのベースで、使っている部品もそれほど悪くはない。
家へ帰って、早速音を出しましたが、ちょっと弦高が高い。
ネックがかなり曲がっています。
ちょこちょこ調整して、まだ満足いきませんが、とりあえず音が出て
弾きやすくもなりました。
まあ、速弾きやランニングベースするわけじゃなし、
「ぼんぼん、ぼんばぼん」みたいに音符を刻むだけですのでいいでしょう。
 
ただ、このベースがほぼ新品なのになんでジャンク扱いなのか?
ちょっと気になって、ネックに記されたブランド名を検索してみました。
「◯◯◯のベースって、どうなのでしょうか?」という質問サイトでは、
ほとんどゴミ扱いとか、ひどい返答が多い。
どうやら通販専用のブランドらしい。騙されたとか書いてある。
速攻買い替えましたとか書いてありましたが、通販で楽器買うような層が
速攻で買い替えたところで、上手くはならんだろ?と思います。
とりあえず音は悪くないし、仕上げも結構丁寧。
 
通販という事が気になって、実際に通販サイトを検索すると、
某大手サイトに、本体、ケーブル、ケース、教本CD付き、ヘッドフォンアンプ
で、17000円位のものでした。
まあ真面目な入門楽器の価格だと思いますが、このセットのあおり文句が
かなり胡散臭い。
曰く、カナダ産高級木材を使用。
楽器用の木材は、確かに冷涼な地方の、長く寝かせた木がいいと言われます。
最近の楽器は主にフィリピンあたりで作るので、熱帯樹は粗いとか。
先のぼろくそに書いてたサイトによるとかつては
「あの!銘器と同じ工場で作っている」という煽りもあり、現在は削除されて
いるとのこと。
重いのは難ですが、とりあえず結構真面目に作った楽器なのになんでここまで
素人だましみたいなコピーなのか?
しかもコメントは、いかにもの絶賛の嵐だし(笑)。
一番笑ったのは、
「有名音楽イベントのスポンサーもしている」そうで、証拠の写真は
この楽器のロゴが入ったTシャツを着た男のバストアップ写真。
別にTシャツなんか、店で簡単につくれるじゃん。
 
結局出来は悪くないのに、この過激な煽りコピーの胡散臭さで有名になり、
このロゴのついた楽器を持ってるだけで馬鹿にされる状況になったと
思われます。
私の買ったものは、ベーシスト(多分秋山澪(笑))に憧れて買ったものの、
馬鹿にされたか、弾けなくて挫折したかのものでしょう。
買い取り価格1000円くらいかな?
まあ私はこれを外に持って出て人前で演奏する事は絶対ないので、
いい買い物をしたと思っています。
今度友人に見せて、もっと調整してもらおうかと思います。
 
 
「継続決定」
 
中間点に来た今期アニメですが、期待通りとはいえ、
「俺物語」の良さが群を抜いています。
 
 
   (参考資料)
 
身長2m、体重120kg。全身筋肉。普通の瓶の王冠を簡単にねじあける力、
短距離走で、学内最速の敏捷性。持久走で陸上部に圧勝する持久力。
こんなスーパーマンですが、厳つい外見から、女子には全くもてない。
そのかわり男子には圧倒的な支持。
そんな主人公、剛田猛男は困っている人をほっておけない熱血正義マン。
偶然車内で痴漢から女子高生を助けたところ、この子、大和凛子に
一目惚れされてしまう。
大和は身長150cmたらず。お菓子作りが趣味の美少女。
猛男は最初親友の砂川目当てで大和が近づいた(砂川は超イケメンなので
いつものこと)と思い、仲を取り持とうとするが、大和の告白で、相思相愛で
ある事がわかり、つきあい始める。
 
美女と野獣、と言う言葉がありますが、話が進めば進む程、猛男のいい奴度が
発揮され、野獣なんてとんでもない事がわかります。
また、砂川に告る女子達を、砂川が常に断ったのは、女子達が猛男の悪口を
言っていたから。という過去も判って、幼なじみの友情と、大和の純愛を軸に
色々な人間関係が繰り広げられます。
 
この作品が、別冊マーガレットに好評連載中の、れっきとした少女漫画である。
ということ。随分少女漫画も幅がありますが、いくつものメジャーな賞をとった
名作です。
現在単行本は8巻まで出ていますが、別マは月刊なので、ペースはゆっくりです。
つまり、まだ間に合う。
Book Offで買えば、あとは年2回程の新刊を買えばよい。
という訳で、ちっとも13巻が出ない
「よつばと(去年連載がついに一回だけだったらしい(汗))」
に加えて、
「でれば買う」というスタンスでつきあって行こうと思います。
大量に売れた本のはずですが、さすがアニメ絶賛放映中の作品で、なかなか
BookOffにありません。
ちょっと気の迷いで、
「まんだらけ(程度は極上だが、高い)」で揃えそう(汗)。
 
文字の本の方は、西尾維新の
「物語シリーズ」は、作者が書き続ける限り、買うつもりですが、
同じ作者の新作
「掟上今日子シリーズ(一日で記憶がリセットされるため、一日で事件を
解決するのが信条の探偵)」が今2巻目ですが、図書館で借りて読み、結構
買いそろえたくなっています。
名探偵が、なんとなく物語シリーズの羽川翼を彷彿とさせるところが好き。
アニメ化の暁には、ぜひ同じ声優さんでお願いしたいです。
 
俺物語は、Kindleの電子書籍でも買えるのですが、やっぱり紙の本の方が
気軽にどこでも読めるのでいいですね。
今のところGeoの貸本で我慢していますが、禁断症状がでるのは時間の問題かと
 
またBookOffツアーが始まるのか…。