ヤドカリの貝殻
 
 
2017年10月
 
「作家の文房具」
               Pentax28/3.5
以前からご案内しておりますが、私、同人誌を作っておりまして、年に一回
即売会で販売しております。
で、このコラムも含めて自然テキストを打つ事が多いのですが、
MacBook Pro17を持って色んなところでテキスト打ちをするのは、
ちょっと大きすぎるなあと感じる事があります。
           参考映像
「ポメラ※」なども検討しましたが、テキスト打ちだけに1万以上も出すのは
ちょっとしんどい。
※携帯用なのに、しっかりしたキーボード感覚。見やすいモノクロ液晶で、
プロの作家・ライターにも愛用者が多い、キングジムのテキスト打ち専用機。
最高機種のDM200の販売価格は2万円を超える。
 
以前iPhone を使ったテキスト打ち専用機を考案し、その後Nexus7という7インチタブレットを購入した時は結構持ち歩いたものでした。
100均で買ったA4サイズのクリアファイルケースの中にAppleWirelessKeyboardをはめ込み、ノートパソコン的に使える様にしたケース兼用のライティングツールでした。
         iPhone7plus
↑100均で買ったファイルケーズに入れた姿。あつらえた様。
 
その後iPhoneの音声入力メールというアプリを使うようになってからは、
次第に持ち出す事が少なくなりました。
まあコンパクトと言ってもA4サイズというのはちょっと大きいのと、
タブレットはもちろんiPhoneでも意外なことに純正のAppleWirelessKeyboard
との相性が良くないと言うことに気づいたからです。
今回ふと思いついて、iPhone対応をうたっているWindowsキーボードを使って
みることにしました。
               iPhone7plus
サイズは基本的にAppleWirelessKeyboardとほぼ同サイズ。デザインもまあ
そっくりというかパクリというか(笑)。
しかし最も違うところは、Wirelessキーボードでありながら1500円台という
廉価であること。
アルミ削り出しのAppleWirelessKeyboardに比べ、デザインはそっくりですが、
アルミに見せかけた塗装のプラスチックというチープな筐体ですが、
パンタグラフ型という、きちっとキーを押した事が確認できるキー構造を
持っている事。つまりゴムを押した様な安物キーとは一線を画している様です。
気になった筐体の素材の差による質感も、正直ぱっと見はあまり差が
感じられない。
               iPhone7plus
iOSとの相性はなかなかのもので、欲しいところにキーがある感じです。
標準の英字Windowsキーボードだと思うのですが、これでローマ字打ちを
すると、ある点以外は大変満足行くのです。
問題点とは?日本語JISキーボードと比べると、Enter(Return)キーが小さい
のですね。そのためリターンを押したつもりがつい日本語モードでは使わない
\の字を出してしまいます。
右手のポジションを気持ち手前に置くことである程度防げますが、今度は
デリートキーに私の短い小指が届かず、やっぱり一文字消すつもりが\を
押してしまいます。まあこれは英字キーボードで日本語を打つ時の宿命なので、
慣れですかね。
かな文字の印字がないすっきりとしたキートップは、やはりいいものです。
私の最初のワープロは、東芝のJW1という日本最初の家庭用ワードプロセッサー
でしたが、このころはかな入力しかモードがなかったので、私は最初
ローマ字入力が出来ず、後から苦労して覚えたのですが、
今やほとんどの人がローマ字入力を使っている現状で、JISキーボードに
いつまでもかな文字が刻印されているのは如何なものか?と思いますね。
               Pentax28/3.5
というわけで、総額2000円くらいで、iPhone用テキスト打ちキーボードが
出来てしまいました。
こうなると、さすがにiPhone7plusの大画面でも、小さいので、古いので
いいからiPadが欲しくなりますね。
               Pentax28/3.5
あとこれもダイソーで見かけたのでなくならないうちにゲットしたのですが、
iPhone7plus用ソフトケース。
木目調とはどうなんだろう?と思いましたが、なかなかケバくなくていいもの
です。
バイクでナビしたり、ポケットに無造作につっこんだり、ソフトケースの方が
安心です。
あとはダイソーで買ったガラスシールドの面積が全面を覆えない(微妙に
カーブしているので曲面構造のシールドが必要でちょっと高い)ので
買おうかなと思っています。これも1000円は切ってきましたので。