ヤドカリの貝殻
 
 
2018年8月
「【緊急提言】男が日傘をさして何が悪い!【拡散希望】」
 
今年の夏、いまだかつて誰も経験した事がない恐怖の熱波が、
日本列島を襲っています。
各地で最高気温が40度を軽く超え、学校の冷房問題論議も充分でないまま
夏休みに突入。おそらく9月に入っても残暑は収まらないだろうと思われます。
大人達はというと、今では冷房が当たり前の列車で通勤し、会社では沢山の
パソコンの保護の為、上着を重ねなければならない程の冷房。
「クールビズって、なんだっけ?」と言わんばかりの低温と、通勤時駅までの
朝から恐るべき熱射。この気温差に体調もがたがたで、
夏風邪、熱中症、夏バテなどは当たり前の状況。
大人は夏でも休めない!お盆だって通勤ラッシュは満員。
そんな中、街行く女性たちの姿に、男にはない快適さを見たのです。
天啓の様に私の脳裏にひらめいたのは、
「なんで日傘さすのは、女性ばかりなのか?」
ビルの日陰を、昔の鬼ごっこの様に探して歩いて行く人々。
「日陰がなければ、日陰を作ればいいじゃない!」
とマリーアントワネットの声?
という訳で、私はある朝意を決して、愛用の雨傘をさして、駅まで歩いたのです
 
快適!という程ではありません。最近の雨傘は軽さを追求するため、
極薄の防水布で作られており、日光を全部遮りません。
しかし、ないのとは全く違う!
そこで、Amazonで男性用の日傘がないか検索しました。
ありました。主にゴルフの時に使用するもの。
私はゴルフはやった事はありませんが、好きな人は、雨が降ろうが、熱かろうが
出かけますよね。当然熱射病にならない様、プレー中以外は傘をさして歩きます
そういえば、傘のマークで有名なスポーツ衣料ブランド、
「アーノルドパーマー」は往年の名ゴルファーでしたね。
早速ゲット。
2780円。
60cmあるので男性でも充分。重さもかなり軽量に出来ています。
アルミ加工していますが、鏡面ではないので、そんなに眩しく反射する訳では
ないです。
これが眩しいという人は、通過する自動車にいちいち文句言って下さい(笑)。
 
翌日から早速使ってみました。
もちろんコンクリートで常に作られた日陰に比べ、空気の暖まり方が違います
から、ひんやり涼しい訳ではないですが、かなり楽になる。
販売元から画像を引用させてもらいます。
時間を追って、サーモグラフィの色が青くなって、下がって行くのが判ります。
今までの夏なら、
「日傘なんて女の物。男は帽子でも被っとけ!」で良いでしょうが、
今年の夏は異常です。
一家の働き手のお父さんがバタバタ倒れて救急車で運ばれる夏なんです。
「熱中症に気をつける様に」という朝礼の校長の訓辞が長過ぎて、生徒が
相次いで倒れた」という笑えない話が先日ありましたが、
鶴の様に枯れた爺さんはいざしらず、働き盛りの青年や中年が倒れる。
怖いのは、何日かたってから力つきて亡くなるので、原因が分からない事も。
もう命は自分で守るしかないのです。
今までの習慣にとらわれず、日傘で自衛しましょう!
 
なんとか、通勤出来てるのは日傘のおかげ。
ゲリラ豪雨にも安心。
帰りの登り坂を杖の様について、たどり着いている私なのでした。
 
「男が日傘をさして何が悪い!」