ヤドカリの貝殻
 
 
2019年7月
「食べ物ネタ2点」
「【急告!】松屋のうな丼は土用の丑の日以降
               在庫なくなり次第終了!」

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土用の丑の日が近づくと、牛丼屋がうな丼を出し始めます。
今までの吉野家、すき家に続き、このレースに参戦して
いなかった松屋が、満を持して参戦してきました。
勿論街の鰻屋に比べるのは、気の毒。
1.材料の鰻が中国産…コストを考えればやむを得ぬこと。
2.焼きたてではない…いわゆるパックもの。紀文が昔から
出してましたね。お湯で温めるやつ。牛丼屋のはレンチンですね。
松屋がなぜ沈黙を守っていたかというと、ある鰻の名店にずっと
協力をお願いし、断られ続けていたそうです。
カップ麺の名店シリーズもそうですが、名店の監修があれば、
店の味には敵わないけど、それなりに美味しいものは作れる。
鰻屋がもっとも軽蔑するファストフードの鰻を、敢えて
名店が監修する。
かつて京橋に店を構え、多くの文人を魅了した最高の名店
”小満津(こまつ)”
先代が亡くなられ、一旦店をたたんだが、子息が昔の味を復興し、
東高円寺で完全予約制の店を興して繁盛しています。
何度断られてもお願いに上がる松屋の熱意に小満津の主人が
出した条件は、
「材料探しからかかわること」
安いうな丼の材料は言うまでもなく中国で、吉野家はかつて
契約養殖場産をうたっていましたが、最近はあまり聞きません。
絶滅危惧種といわれる鰻が、いまや日本より中国の方が
沢山養殖されています。
しかし国産しか食べないという人も多いように、一時期
中国産うなぎは、評判が悪く、抗生物質が検出されたり、
育てる水質自体が最悪のところも。
松屋と主人は、中国の養殖場を巡り、一番優良なところと
契約したと言います。
あとは江戸前鰻の、蒸し、焼き、タレ漬け、焼きという工程を
忠実に再現し、小満津の秘伝のタレのレシピをもとにしたタレを
使う。
実際に食べてみると…。
確かに他の店と一線を画す味。
それで830円(鰻一切れ乗せ。Wは1390円)。
きちっとした仕事をした鰻でした。
年配のお客が
「驚いた。ちゃんと鰻だった!他の牛丼屋のは800円以上出して、
後悔するのばっかりだが、ここのはちゃんと鰻」
と店長に告げて帰っていった。
先に言われた(笑)。
私も帰り際
「美味しかった。ご飯大盛りサービスはいいから、
タレ増量サービスしてほしい。江戸前の鰻屋は余りタレを
かけないのは知ってるけど、
ここは(甘辛好きの)名古屋だからね」と言ったら、
上に伝えますとのこと。
ただ多少タレ多めにかけるのは言ってくださればできます
とのこと。
あと数日。もう一度食べたい。

「究極の無添加」

友人がTwitterで、やたら旨そうなプリンの写真をあげるので、
どうやって作るの?と聞いたら、
「youtubeを参考にした」との答え。
早速見てみた。で、早速やってみたが、漉したり粗熱を取って
から冷蔵庫に。とか面倒くさい。私はカラメルが余り好きで
ないので、これも割愛。
で、できたレシピが
1.卵一個を泡立て器でよく撹拌。
2.グラニュー糖大さじ1加えまた撹拌。
3.牛乳50cc加え撹拌。
4.陶器のマグカップに入れ、電子レンジで加熱。
うちのは500Wなので、だいたい2分半ほど。
5.表面全体が固形になったら、乱暴ですがそのまま冷蔵庫に。
毎晩これをやるだけで、最高の”お目覚ざ”が。完全無添加。
グラニュー糖を少なめにすれば、よりヘルシーですが、
朝は脳にエネルギーを与えたいので、大さじすりきり一杯に
しています。
グラニュー糖って、高級そうなイメージでいましたが、
1kg入りの袋だと上白糖とそう変わらないんですね。

最近は翌朝完全に固まったプリンをそのままスプーンで
食べてます。
バニラエッセンスも入っていない、卵の美味しさがストレートに
きます。
美味しい牛乳と高い卵でしたら、きっともっと美味しいだろう
けど、日常にはこれくらいが丁度いい。
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