ヤドカリの貝殻
 
 
2016年6月
 
 
「買い物ブギ」
           今回も全てiPhone6です
 
あ、表題写真は特に今回の内容とは無関係です。久々にマックがかつての
「アメリカ都市シリーズ」的ないいバーガーを出したので。
ロコモコですね。ハワイ風。
結構好きですが高いなあ。しかもカロリーが600kcalとか(笑)。
どこの牛丼だよ。
 
「天才の産物」
 
 
で、ここからが本題ですが、最近必要に迫られて買ったのが傘。
春の突風で、見事に傘二本やられまして。
丈夫で、風で逆さになっても、完全にもとに戻るとのふれこみ。
折りたたみ傘にしては2000円ちょっとと高めですが、なあにamazonはもう
2000円超えないと送料無料にならないので、この辺が最低限なわけ。
で、この傘の何が凄いかと言えば、折り畳み傘には珍しいワンタッチ傘で
あるだけでなく、閉じる時もワンタッチ。
これはもう普通なのかもしれませんが、私は初めてなので驚きました。
このボタン一つで、開いたり閉じたりする機能の動力は、
「折りたたみ傘の柄を縮める」動作です。
つまりこれでバネが圧縮され、半分が傘を開いて、柄を延ばす事に使います。
そして開いた傘の状態から、再度ボタンを押すと、残ったバネの力で(という
より、開いている状態でまた閉じたがるのを抑えてる状態になる)、傘が
閉じます。ただし柄は縮みません(考えれば当たり前)。
これ考えた人、天才だわ。
この傘の唯一の弱点は、人ごみとか、狭い路地などで、一旦傘を閉じると、
柄を押し込んで縮めないと、再度開かない所。
従来の傘の所作とは少し違います。
通勤用のデパックに突っ込んで、必要な時使える。
なんか、家出る時に既に雨降っていても、これを使いたくなります。
 
 
 
「ベルーシ印刷所」
 
 
ブラザーのキャッシュバックが戻ってきました。もう苦労してカード払いは
終わっているので、これをカラープリンターに費やしました。
後ろに見えるエプソンPX-V500は、今入っているカートリッジ限りで引退。
今後はビジネスプリンタPX-105が主力です。
ちょうどポイントがあったので、代金総額をキャッシュバックの5000円
丁度に合わせました。
まあ、約12000円で、モノクロレーザープリンタと顔料インクジェット
カラープリンタの両方が手に入った訳で、
ベルーシ印刷所としては投資成功です。
 
 
らぐほのえりか師匠のイラストで試し刷り。V500より速度も速いです。
複合機全盛の今時、上から挿すタイプは希少です。
分厚めな紙で、不具合が起きたりする場合、この給紙方式だと、一枚づつ
手挿しが可能なので、私は好きですね。
 
 
モニタとの比較。
黄色みを帯びているのは、私が好んで使う紙が、ダイソーで30枚100円の
A4マット紙であるため。
師匠の最近の作風は、光沢紙よりマット紙があっている気がします。
本当に上手いなあ(感嘆)。
ちなみにこの絵は、師匠が初めて商業誌に連載をはたした
「すくりぞ(まんがきららMAXで絶賛連載中)」のキャラ、椿山蒼です。
写真のプリンタが収まってる木箱は、私が高校生の時、年賀状配達のバイトで
買った、ソニーのシステムコンポのラック。
奇しくも今使ってるスピーカー(16cm2Wey)もそのときのものなので、
久々の再会です。
 
 
 
「クロキンがやってきた!」
 
電話応対のお仕事なので、耳は大切ですが、加齢とともに聴力は落ちてきている
ので、そろそろiPhone付属のカナル型ヘッドフォン。通称らっきょうから
卒業しようと思いました。
特に通勤時に、地下鉄の騒音に負けない様に鳴らそうと思うと、かなり耳に
負担がかかる気がしますので。
私はこのiPhone付属のヘッドフォンの音は結構好きです。
メリハリがあって、低音もしっかりでてますが、全体的に大人。
で、似た系統のヘッドフォンで、手頃なのないかと物色しました。
まあ、我々けいおん!好きのヘッドフォンと言えば、何と言っても
秋山澪様御用達の
「AKG K701」ですね。もう5年以上前に生産が終了した機種ですが、
生産終了した頃に、けいおん!一期の13話で澪が使っているので話題となり
価格を調べると、当時のAKGヘッドフォン最高峰の7万円。
秋山家はなんというブルジョアだ!?と話題になったものでした。
その後中古価格は2万円台と落ち着いていますが、これは本当に凄い
リファレンスモニターで、あまりにあっさりと全ての音を再現するため
ドンシャリ、メリハリ好きな日本人からは、
「究極の無難」などと影口を叩かれておりましたが、私は恐らく好きな
系統の音だと思います。
 
                 参考映像
 
お金貯めて2万円の中古をゲットするのもどうかと思いますし、もう発売から
時間が経ちすぎていますので、余程程度の良いデッドストックでもない限り
エージングと言われる、一番いい音が出る時期を過ぎて、コーンがへろへろに
なりつつあると思われるので、澪様がお使いというだけのミーハー心理では
大枚はたく気がしません。
私は元来AKGのマイクロフォンには憧れを持っておりました。高くて買えません
でしたけどね。業界人の言う
「アカゲ」ですね。
で、701(最近も発展系がある)シリーズよりも何ランクか下のAKGを
調べた所、安いのに異常に評判のいい、このヘッドフォンに行き当たりました。
「AKG K240Studio」
名前のとおりスタジオモニターとして開発されていますが、日本でモニターと
言うと、楽器一つ一つの音が完全に再現出来るいわゆる
「レコーディングミキサーさんがつかうもの」という印象があり、クソ高くて
馬鹿みたいに解像度が良いものがありますが、これらは業務用で、一般の
オーディオ・ヴィジュアルファンが使う物じゃありません。
K240Studioは、どちらかというと、録音スタジオで、ミュージシャンの
いわゆる
「ハネカエリ」として開発されており、演奏中他のプレイヤーの音を
気持ちよく再現し、しかも自分の演奏楽器がはっきりと判る様、
端正だが暖かい音色作りがされています。
 
 
デザインは701より古くさいもので、60年代っぽいというか、もっと前の
アール・デコとかのデザインと思います。
黒字に金のリングとか、どこのヤクザかよ。と言う気もしますが、現物は
意外と金色がピカピカしてないので、気に入りました。
「クロキン」とは”のだめカンタービレ”でオーボエ奏者の黒木くんのあだ名
ですが、いぶし銀と称された彼のイメージに重なる機種ですね。
この機種ですが、並行輸入版がAmazonで約8000円。こんな高いのは、
中古のBoseQuietComfort2を購入して以来ですが、今回はさらに約6000円の
中古を買ってみました。
理由の一つは、2010年頃まであったという、本国のオーストリア製が来るんじゃ
ないかという期待。下の写真で、AKGのエンブレムの下にMade in Austriaの
文字があるそうですが、これは代わりに56Ωとインンピーダンスが入ってます
これは中国に製造拠点を移してからのものです。
まあ、コーンのへたった古物がいくらオースリア製でも、余り関係ないです。
ライカファンの憧れ、Sumicron35mmも、オリジナルのドイツウェッツラー製
とカナダ製の差は殆どないとの評価ですし、このヘッドフォンも中国に生産が
移ってからも、評価が変わっていません。
 
今ひとつの理由は、差額で買いたい物があったから。
下の写真で、ケーブルが直づけでない事がお分かりと思いますが、
240より上の上級機種は、このようにケーブルがコネクタで外れ、長さなどを
換えたり、好みのケーブルにしたり出来ます。
8000円のヘッドフォンに、10000円のケーブルを繋ぐ事などざらだそうです。
AKGシリーズのコネクタは、miniXLRというもの。
XLRと言えばキャノンという愛称で、PAの現場で散々お世話になりましたが
これのミニ版の様です。
 
 
つまり、超短いケーブルを自作して、お誕生日自分プレゼントの MOCREO
Bluetoothレシーバー 無線受信機 Molink Clipper を取り付けて、
ワイヤレスヘッドフォンにしよう。という訳。
自慢じゃないけど、キャノンコネクタは、50本以上ハンダ付けした事がある。
楽勝だぜ。
 
 
大須の海外通商でコネクタを900円で購入。メーカーはこれも懐かしいITT
でした。キャノンはいろんなメーカーが作っており、高級オーディオ用と
して、一世を風靡したりしましたが、プロはITTしか信用しません。
ケーブルは、古いiPod付属のヘッドフォンのもの。
最初ハンダがなかなか付かず、俺も焼きが回ったか、半田ごてだけに。
と嘆きましたが、某サイトで、この手の小さいケーブルは
「ライターで燃やす」と書いてあったので、試したら付きました。
被覆が相当頑固に付いてるらしい。
珍しく左右も間違えませんでした(マーフィの法則で、大抵は逆に繋いで
しまいます。USBの方向とかもな)。
 
 
で、240Studioにblutoothアダプタをクリップでとめ、このケーブルで接続。
恐ろしく音がいいワイヤレスヘッドフォンが誕生。
ケーブルもやれLCOFCだなんだと材質やかましいですが、短い方が勝ちに
決まっている。
一般的に音質が落ちると言われるワイヤレスも、このアダプタがヘッドフォン
アンプとしてかなり優秀のため、相殺できます。
 
 
ケースは純正品が高いし嵩張るので、ダイソーでネット状のトートを購入。
どうせプロテクトが不十分なら、警戒色で不注意な取り扱いが無いように。
蛍光黄色と濃紺のネットが、クロキンと良くあいます。
夏の工作で、ビニールトートと、キルティング生地でもう少し立派なの
作るか。
 
とにかく上等で、楽な音だとすぐ判る名品です。
8000円でこれなら、高いのはさぞや?とも思いますが、なんか聞き手が
試される様な緊張感ある音作りは勘弁だな。
 
自分にはこれが最高でっす。
 
駅からの帰り道も、ついつい片耳イヤフォンでなく、こっちを使ってしまいます
夜道を月光に照らされて歩く僕の影は、両耳の部分が膨らんで、あたかも
 
 
土偶かよっ!(笑)。