ミニ四駆ページ開設記念論文  
「なぜおじさん達はミニ四駆にはまるか?」

3.ミニ四駆は発展途上である


このページを開くにあたってインターネット上で色々な方のページを読ませて
いただき、感じたことは、勝つための絶対の手段が存在しないと言うことである
もし、これこれのシャーシにこれこれのパーツをつけこれこれのモーターで
走らせるという定番的なモデルが常にレースで優勝したとしたら、それが
ミニ四駆ブームの終わりを意味することになるであろう
しかし十数年前、ラジコン四駆カーのプアーなミニコピーだったミニ四駆が
ガイドローラーを付けて、コースを走り始めたときから、今に至るまで
その時代の定番のモデルは生まれても、常に勝つつづけるマシンは存在しない

次々と新しいパーツを生み続けているのがそういう状況を生んでいるのも
確かだが、人間が操縦できない難しさ、コースコンディションが、
薄いプラスチック板のたわみ、継ぎ目の凹凸ですぐに変化することや、
電池の個体差によるコンディションなど様々な条件により、勝つための
ベストな選択はその都度あったとしても、なかなか常勝は困難である
コースアウトの瞬間、全ての苦労が水の泡というのもシビアでよい
それだけに、自分なりの理論に基づいたセッティングがあたったときの
うれしさは例えようもない
しかし、新しいパーツやシャーシの開発で、あっという間に栄光は過ぎ去る
本当に奥が深い物だと言う気がする

加熱するブームで、禁止する小学校など出てこないか心配だが、
私はファミコン世代の子供たちが、クリエィティブな大人に育つために
この娯楽をむしろ奨励して欲しいとさえ思う

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