ミニ四駆コラム

35.SuperXで、苦しい立場に・・・


6/13日にいつものミニ四駆大会を開催しました
実に10回目になり、かつてよりは参加者は減ったとはいえ
15名というコンスタントな常連により支えられています
しかし、今回大変困ったことが起こってしまいました
これが勝者の写真ですが、中央の1位、左の2位がうちの子です
もう一人の息子は決勝に出場出来ませんでしたが、予選3レースのうち
1回まさかのコースアウトがあり、実際残りの2レースは1位でした
なぜこんな出来レースになってしまったのか?もちろん一般的な
「親父マシン」では無いにしろ、親父の強い趣味、指導、時には拳骨
も飛ぶ、我が家のミニ四駆事情ですので、他の子よりは有利かも知れません
しかし、親父が勝利より趣味を優先するBRMオーナーですので
実は今まであまり早いマシンを今まで子供が作ることは有りませんでした
娘は5/5のスプリングカップ鈴鹿大会に落ち、SJCに賭けています
オーソドックスなセッティングでスピードが上がらないので
ある日、「お父さんAマウントにしたい」と言いました
AマウントこそBRMの最もこだわるセッティングですし
彼女自身も一度オータムカップで経験済みでしたので
一も二もなくOKで、アドバイスをしましたところ、
最強で美しいファィヤースティンガーを完成させました
だから、上の娘が早いのは当然ですし、レース当日も
「大径にしたら?」とか「前ローラーをもすこしあげたらコースアウト
しなくなるよ」とか、アドバイスしてしまったので、まあ1位もあり得ます
問題は、下の2人の息子たちです
彼らのマシンは、彼らの出来るセッティングしか考えていません
ねじ回しの下手な彼らは、いつもネジ頭の溝をつぶしながら半泣きです
そんな彼らに高度なセッティングは「親父マシン」の象徴になってしまいます
彼らに出来るのは最低限のセッティング、車軸受けに丸穴ベアリング
前後にFRPを付け、13mmベアリングローラー×4
そしてサイドガードに19mmアルミベアリングローラー×2
これだけです。BRM伝統のハイマウントもしていません
こんなの速いわけないのです。当日のコースが40度バンクの下りから芝生
そして3枚ストレート入りのスロープ。それからレーンチェンジという
超高速+リスキーなコースであったせいもあるとは思いますが
練習から息子たちのマシンは、群を抜いて速く、安定していました
原因として考えられるのは、一つです
息子たちのマシンはZ2とZ3、そして娘のシャーシもZ2のもの。
つまり、全てSXシャーシなのです
他の参加者は、ほとんど最近はあまりミニ四駆に興味が無く
レースになるとボックスを開ける程度。つまりSXのマシンは買っていない
うちの子もそうですが、スプリングカップに出るつもりでキットを買った
という違いが出てしまい「親父マシンはいいよなー」というため息が
浴びせられる結果となってしまいました。弁解しておきます

とにかくSXで最高水準の走りは結構難しいのですが、そこそこ速くて
コースアウトしにくいマシンは簡単に作れます。みなさんもこんな
シンプルなマシンにあっさりと抜かれないようにご注意下さい
(当日練習タイムに走らせた私のマシンは、見事息子に負けた(;_;))

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