ミニ四駆コラム


22.スプリングカップ参戦記

4/23…うちに帰ると、娘が「お父さん、5/5のやつ当たったよ」と言う
 娘はそれが何を意味するかはあまりよく分かっていない様子だったが
 単純に喜んでいた。私はこの娘が一生の運を使い果たしたのではないかと
 不安に思う。しかし競争率の低さを狙って、SFMのチャレンジクラスに
 応募したのが、この後私を苦しめることになる。
4/24…もちろん葉書を出したときから、当選した時を考慮してBGのブラック
 スペシャルを購入してある。ところが娘がバックブレーダーのボディを載せられ
 ないかと言う。私もあのボディは大好きなので、どうせそんなに速い車を作れる
 訳でもないし、見栄えで勝負をしようと思う。説明書を見て、娘がニッパーで
 切り取る。ぎざぎざになったが、とりあえず満足。
4/25…NiftyのRTに参加させて貰う。
 うちの娘のような、自分でまだ全部やれないような子が当選して、親より早い
 Jr.達が落選したのは、本当に申し訳ない。でも当たった以上、出来るだけの事は
 してやりたい。でもRTでも指摘されたが、親が加熱してはまずい。出来るだけ
 子供にやれる範囲の技術を使ったセッティングをアドバイスしようと思った。
 RTではみんな真剣に教えてくれる。本当にありがたい。特に5レーンコースの
 特性についてアドバイスいただいたのが助かった(^^)
4/26…午前中、部屋中を片づけて、Jr.サーキットを組み立てる。わが家はこれを
 すると全く足の踏み場がない。妻はサーキットの中でアイロンを掛けている(^^;)
 玄関が比較的広いのだが、幅が足りない(;_;)。
 RTで得た情報を基に、手持ちのSFMシャーシにセッティングしたマシンを走らせ
 る。遅い(;_;)1セット5秒切れない。SFMに素人なのがじわじわ効いてくる。
 四駆屋にも行って数周だけ走らせる。早い方でもないが、遅い方でもない。
 少し希望が・・・(^^)
 夕方塗装をする。コロコロコミックにも載っていたので、小学生にも塗装は有る
 程度許される技術だと思う。ただ溶剤を使うだけに親が付いてやった。
 お風呂場でボディを洗わせ、外でサーフェイサーをスプレーさせる。ハンケチで
 鼻・口を押さえて、一生懸命出来た。どっと疲れて寝る。微熱。
4/27…午後いよいよ本塗装。親のアドバイスが有るにしろ、あまり上手に塗装して
 はチャレンジクラスの精神にはずれると思うので、何も言わず吹き付けさせたら、
 いきなり至近距離攻撃で、ぼてぼてになってしまった。マイカレッドという
 難しい色を買ってきた私も悪い(^^;)。でもまあ目立つことは確かだ。到底予選を
 勝ち上がる車にはなりそうもないので、とりあえず目立たなければ・・・娘は
 コロコロ5月号付録の派手なステッカーを貼るつもりらしい(^^;)。
 親と同じ派手好き(^^;)。
4/28…朝娘にはシャーシは全てもう一度1から同じものを自分で組み上げるように
 言い渡した 「えーーーっ!」と言っていたが、今のままだとボディはともかく
 シャーシはお父さん作なので反則だと言ったら納得した。それでも他の子に
 比べたら充分ずるいんだからね・・・今のシャーシは残して私もバック
 ブレーダーを載せて、競争してセッティングを詰めようと思う。どうして
 お父さんのマシンの方が速いか、観察させて、仕上げさせようと思う。
 娘の方が速かったら?・・・笑ってすまそう(^^;)
 職場から田宮に電話。バックブレーダーのオーバーフェンダー部を切り取って
 ボディに貼ることはチャレンジでも問題ないらしい。ただし前輪の
 タミヤセメント塗りは「自作パーツ」扱いになるので、チャレンジはダメ
 とのこと。基準がはっきりしていてわかりやすい。
4/29…深夜遅くまで、娘は一人でシャーシを組み上げた。タミヤの言う
 「自分で作った物」に該当するかというと疑問が残るが、普通の小学生が再現
 できない戦闘力のものではないので、今回はよしとしたい(苦しいけど)
 今日は別の行事があって、ミニ四駆にはさわれなかった
 夜、電池の事が気になり始める
5/1…深夜、会議室に電池の質問、すぐにRESいただき感謝
 1次予選と2次予選の間に電池交換が出来ないことを知り愕然
 ニカドの方がいいか・・・?
5/2…RESをいただき、新潟大会の例ではパワーチャンプゴールドで
 2回の予選を走りきった事を知って決断(こういうことは思いこみが大切(^^))
 絶好調だった娘のマシンが突如スローダウン。モーターか電気関係が変なようで
 止まったあと急に走り出したりする(^^;)原因不明のまま、とりあえず明日モーターを
 換えることにする
5/3…行き付けの店でパワーチャンプ、トルク、ナローワンウェイホイールを買う
 店主に鈴鹿に出ることを告げると、陳列していない未開封の箱から新しいパワー
 チャンプゴールドを出してくれる。娘は感動して、店主のためにも健闘を
 誓っていた
 モーターをブレークインしてターミナルを換えたら再び絶好調に
 (ただ、特にバッテリー容量が減ってきたときに不安定になる。ターミナルを
 拭くと復活する。接点がS1.STZよりシビアなようだ・・・)
5/4…豊田のコース公開(5/5にレース開催とのこと)に参加
 スロープのアプローチを2つつなげた短いジャンプ台にみんな苦戦している
 娘は自信喪失。このコースには見切りをつけて、別のコースを探しに行く。
 これは良かった。娘も気力を取り戻した。
 夕食は「テキにカツ」(古典(^^))持ち物を用意させて早く寝る

5/5…5時起床。6時に出発。道は空いていたが、さすがに鈴鹿は遠い。
 8時15分前に到着
 もう沢山の人が詰めかけ、駐車場はかなり埋まっていた
 入り口で「みしまや」の達人に出会う。参加者の応援とのこと
 環境良いなあ、みしまややレオの常連は・・・
 登録したら番号が「101」「これは縁起がいい。1次1位だよね」と励ます
 昨夜の雨のためのコース復旧と、なんか映画の紹介(ま、実車のミニ四駆は
 かっこよかったけど)のためかなり待たされる。
 後のS1・STZの人はもっと長い・・・
 結構来なれていないと時間の使い方に苦労するだろう
 いよいよ車検開始。なんかじーっと見ているのでどきどきした。OK。ほっとする
 うちの子は待っているときも落ちつきがなく、マシンに対する愛情がない
 やはり真の自作にならないと愛着は生まれないのだと痛感する
 次はセッティングから考えさせよう(反省)
 ああ・・・2位で走っている、と思ったら1位のマシンがコースアウト
 やったー1次通過だ・・・2次席に並ぶわが子が愛しい
 ところが奴はボックスを忘れて、スタッフが届けてくれた。恥ずかしかった(^^;)
 こうなると、なんとか決勝に出てくれ、だけである
 今までのレースで上位入賞は望めないことは判っているが、なんとか決勝に・・・
 2次予選スタート!インとアウトの違いがあったかもしれないが
 3周目までは確かにトップだったのに・・・抜かれてしまった・・・
 これで娘のスプリングカップはおしまい
 でもこれでいいのだとも思う。こんなに簡単に勝ってはいけないと・・・
 5時にうちに着く。残念な気はあるが疲労感は少ない
 下の子たちのリクエストで30分並んで乗った遊園地の乗り物の方が堪えました(^^)

アドバイスをいただき、激励いただいたNifty会議室の皆さんにお礼を申し上げます

SFMバックブレーダー鈴鹿スペシャル(マイカレッド塗装・コロコロシール仕様)
トルクチューン・超速ギア・軽量中空プロペラシャフト+ピニオン・中空シャフト・
前輪ナローワンウェイ+スリック・後輪ノーマル前輪用ホイール+スリック・
TZ用バッテリー&ボディキャッチセット・前弓形FRP+13mm・
サイド19mm(pochi式)・後弓FRP+13mmハイマウント(真鍮スペーサ1個分)・
ゴールドターミナル・パワーチャンプゴールド

1997.5/5  スプリングカップ15位((^^)70位かもしれない)鳩子の父 ベルーシ 

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