ミニ四駆コラム


19.心の迷い(死車蘇生は人道的か)

  このコラムでも、かつて書きましたが、BRM(Belushi Racing Manufactory)
  には、ホワイト・アローという名車がありました
  96年秋の中部オフで強豪を相手にタミヤ小径の部優勝を遂げたマシンですが
  シャーシの疲労と私の不注意で前ローラー受けを骨折し、非業の最後を遂げ
  その後永久保存された名車であります
  私はこのセッティングの車は2度と作らないと誓い、その後新しい
  ロブスター理論の2台を主力に戦って来たのです
  しかし、最近もう一度ホワイトアローの復活を考えるようになっています

  

  永久保存の理由は一つです
  優勝車の名を汚したくないこと
  横綱がプロレスに転向するごとき、いやプロレスラーとして強ければ
  いいのですが、「怒涛の寄り身」だけではリングでは勝てないですよね
  往年のヒット歌手の温泉場歌謡ショーのような姿をさらしたくない・・・
  という感覚です

  それに対して、復活への衝動は2つあります
  一つはタミヤのレギュレーションが変わったこと
  つまり自作パーツの利用はエキスパートクラスとされ、
  主力はタミヤ純正GUPパーツのみで戦うチャレンジクラスに移っています
  GUPパーツにおいては最も幅広のセッティングをとれるのはFRPプレートです
  このパーツを用いて、なおかつ規格最大幅に出来るだけ近付けるには
  19mmアルミローラーを使うしか無いのです
  FRPを切ることはすでに改造と見なされチャレンジクラスの資格を失います
  もちろん我々大人は所詮どちらも出られないのですから
  独自のレギュレーションを作って構わないのですが
  子供たちの見本となるためにも、出来るだけハンデのないチャレンジクラスで
  戦うマシンも持っていたいと思います
  私の持っているマシンでチャレンジクラスのレギュレーション
  (デルタバンパーを除く)に合致するのはホワイトアローだけなのです
  (もっと厳しいレギュレーションのマシンは持っていますが、私のは遅い(;_;))
  
  もう一つは、もっと即物的な衝動です
  限定品のスーパー1ホワイトシャーシが発売されたこと
  どう考えてもアストロブーメランのボディのために作られたような
  シャーシじゃないですか(^^)

  墓場に葬るのもいいですが、もう一度走らせてやろうかと思うこの頃です
  スーパー1シャーシの○秘チューニングも教わったことだし・・・
  でも、結果的に前より遅くても仕方がないかなとも思っています
  あのトルクモーターも死んでいますので・・・

    

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