ミニ四駆コラム


15.すべてはここから始まった

   東京出張のついでに、初めてミニ四駆erの聖地「渋谷トップサーキット」
  に行ってきました

  ここは知る人ぞ知るミニ四駆の名所で、Nifty-Serve「ミニ四駆会議室」の
  メンバーが最初に誕生した地です
  当日は東京のメンバーの方々がわざわざ待っていてくれて、大変楽しく
  過ごさせていただきました(こみやさん、オズさん、きょーじゅ、3Eさん、
  本当にお世話になりました)
   最近はここも有名になって、沢山の人たちが訪れるようになったために、
  ここではoff(パソコン通信をする人たちが、実際に会うこと)は行わなく
  なったそうですが、全国で最も早くおじさんミニ四駆erが盛り上がった場所です
   この日私は午後東京に着き、秋葉原で友人と会った後、山手線で渋谷に着きました
  ここで、私は大きなエラーを犯したのです
  東京在住の人はよくご存じですが、東急渋谷店は駅に隣接しています
  ところが私の頭の中には、どうしても駅ビルの屋上にミニ四駆のサーキットが
  あって、夜遅くまで営業している・・・と言うのが入っていませんでした
  なぜなら、名古屋のミニ四駆サーキットのイメージは、
  1.おもちゃ屋さんに付設してある=商店街の中
  2.従って、常識的に子供が家に帰る時間にはしまっている
  というイメージなんですね
  ましてや、デパートの屋上で、デパートが営業を終えても専用のエレベーター
  で上がっていける、というのは、想像を超えています
  と言うことで混乱した私は、恥ずかしながら東急本店まで歩いていって
  しまったのでした
   間違いに気づいて、戻ってたどり着いたときには、7時を回っていました
  メンバーの皆さんにご迷惑を掛けてしまいましたが、この事で私は
  大切な事を身を持って体得したのです
   もし、このサーキットが夜遅くまで営業していなかったら、
  もし、このサーキットが駅から東急本店ほどの距離のところにあったら、
  我々「おじさんミニ四駆er」は、こんなに早く組織化されていないと思うのです
  つまり「仕事終わった、ちょっとよろうかな?」が、あかちょうちんや
  パチンコ屋や、麻雀と同じ感覚でミニ四駆なのです、ここでは・・・
  こんな夜にいくら東京でも小学生は少ないでしょう
  と言うことは、ミニ四駆をやりたいおじさん達がごく自然に集合する
  条件を、ここだけが持っていたと言えます
  いまでこそ、夜間営業するサーキットもあり、トレンチコートの襟を立てた
  おじさんが、アタッシュケースからサイクロンマグナムを取り出して
  数周走らせてうなづきつつ去る・・・と言った光景が見られますが(^^)
  1年前、ここで「おじさんもミニ四駆をしてもいいぞ!」と宣言されるまで
  ミニ四駆は私たちの物ではありませんでした
  ここにいつも集まった先輩達が、仲良くなって「Niftyに会議室を持とう」
  という結論を出さなかったら、インターネットでもこんなに盛んに
  ならなかったと思います
  だから渋谷トップサーキットは聖地なのです

  実際には、ここのコースはそんなに大きなものではありません
  ここは、本当はラジコンサーキットに併設されたものなのです
  規模と質なら、現在は小田原の酒匂サーキットが最高でしょう
  しかし、その果たした役割と、「仕事帰りにどうだい1レース」と
  いう全く新しいおじさんミニ四駆erコンセプトを作り上げた点において、
  (このコンセプトは他の町にも根付いて欲しいですね、本当にいっそのこと
   ミニ四駆barなんてどうなんだろう? でもあんまり酒が入ると
      「フライングを指摘され、かっとなって刺す」なんて事にも(^^;))
  やはりおじさんミニ四駆erは、一度は訪れたい聖地だと思います
   当日、人は珍しく少なかったですが、「会議室のみなさんですか?」と
  聞かれました Niftyの会議室は膨大なROM(Read Only Member)に囲まれて
  いるそうですが、この人も多分その1人で、我々の会話を聞いて
  「あ、あれがきょーじゅで、あっちがこみやさん・・・」と納得していたと
  思います(今度勇気を持って書き込もうね(^^))

  東急渋谷トップサーキットよ永遠なれ!
  そして、名古屋にも(全国にも)おじさんミニ四駆erの拠点を・・・ 

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