先日の「ホワイト・アロー号」破損事故の調査報告です
本質的な原因はプラスチックの耐久期限を過ぎた「老衰」と考えられますが
直接の原因はループ型ホームコースを組み立てた際にストレートセクションを
1本省いて、すぐにバンクへ持ち込んだ省スペースセッティングにありました
つまり、急速に落ちるループの出口のすぐ後に急に上がるバンクのアプローチを
置いたために深いU字谷ができ、ショックが非常に大きくなったという事だと考えられます
この間にストレートを一本挟めば問題なく、実際にはループチェンジサーキットのセットには
ストレートセクションが4本入っており、この問題への考慮がされています
私は部品で取りましたので気が付きませんでした
前部ローラー取り付け部が2本とも同時に折れるというのは異常ですから
今回の事故は完全に私のミスですが、もちろんこのぐらいのショックで折れるのは
老朽化していたと考えられます
コラム2で書いたコースアウトも、この老朽化が原因と考えられます
ちなみに、「タミヤRCクリーニングスプレー」は大変便利ですが、老朽化したプラスチックの
亀裂に入り込んで、破損を早めますので注意が必要です
ただし、老朽化したプラスチックはタイムを遅らせ、コースアウトを頻発させると
考えられますので、レースに勝つためには、わざと破損を早めてベストなパーツで
臨むという論理で言えば使うべきだと思いますが…ちょっと冷たい…