ミニ四駆コラム


9.事故調査委員会報告

  先日の「ホワイト・アロー号」破損事故の調査報告です
 本質的な原因はプラスチックの耐久期限を過ぎた「老衰」と考えられますが
 直接の原因はループ型ホームコースを組み立てた際にストレートセクションを
 1本省いて、すぐにバンクへ持ち込んだ省スペースセッティングにありました
 つまり、急速に落ちるループの出口のすぐ後に急に上がるバンクのアプローチを
 置いたために深いU字谷ができ、ショックが非常に大きくなったという事だと考えられます
 この間にストレートを一本挟めば問題なく、実際にはループチェンジサーキットのセットには
 ストレートセクションが4本入っており、この問題への考慮がされています
 私は部品で取りましたので気が付きませんでした
  前部ローラー取り付け部が2本とも同時に折れるというのは異常ですから
 今回の事故は完全に私のミスですが、もちろんこのぐらいのショックで折れるのは
 老朽化していたと考えられます
 コラム2で書いたコースアウトも、この老朽化が原因と考えられます
 ちなみに、「タミヤRCクリーニングスプレー」は大変便利ですが、老朽化したプラスチックの
 亀裂に入り込んで、破損を早めますので注意が必要です
 ただし、老朽化したプラスチックはタイムを遅らせ、コースアウトを頻発させると
 考えられますので、レースに勝つためには、わざと破損を早めてベストなパーツで
 臨むという論理で言えば使うべきだと思いますが…ちょっと冷たい…

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