おじさんのためのミニ四駆ページ
2007年03
メダル王10.2.0
メダル王X世陛下が誕生して約2ヶ月が経過。10.1でも結構気に入っていたのですが、どうしても
定番の前アレイセッティングが月並みで嫌になりました。
前ローラーが真横に張り出す「前さばき」セッティングは、旋回性は上がりますが、フロントが
大きく左右に振られ、コースアウトしやすくなります。
ホイールに近づける「ナイキ型」にするのが、理にかなってスムースな動きをするはずです。
まあ、力学的にはどうか判りませんが、後ろの「パルテノン」ハイマウントがたまたま後輪に
接近するセッティングになったため、前が「前さばき」型なのが余計に残念だったのです。
もう一つ、後ろに使ったアルミダブルローラーが、意外に良く廻る事がわかりました。
発売後、すぐ試して「使えないパーツ」と思いこんで外していましたが、前を9mm,8mmのダブルに
するために、田宮競技規則の「計６個」を効果的にクリヤーするために、後ろに使ってみました。
ベアリングは平凡な丸穴です。ところが、昔やった時に比べ、もの凄くいいのです。
思うに、車軸に使う丸穴ベアリングは、すでに何万回転もして特別なメンテなしで当たりがついて
いるらしいのと、１ローラーあたり２個のベアリングを使うため、管理が他のベアリングより
イージーなんじゃないかと思います。
さて前にアルミダブルを使うには、単純に鏡餅の様に積み上げてもあまり効果がありません。
ダブルローラーの基本は、上が下より大きいこと。これで傾いた時、下ローラーはフェンスを走り
ブレーキをかけながら姿勢を立て直します。
そして、車軸を挟むこと。今回後ろはそこまでローラーを下げずにブレーキとの間で車軸を挟んで
いますが、前は思い切ってローラーで車軸を挟んでみました。
後ろのローラーが良く廻った原因の一つに、「みずら」にぶら下げた事もあると思いましたので、
前もベースを一旦持ち上げて、そこから下げるセッティングにしました。
最初にこの拡張ＦＲＰを見せて貰った小学生は、シャーシに直接FRPを直づけし、間が開いており、
強度的に問題がありそうでしたが、この角度は使える事が判っていました。後は中間の補強だけです。
試してみると、13mmローラーで、104.5mm位まで拡がることがわかりました。
こうなると、ダブルローラーが現実味を帯びてきます。
底部のアルミベースから、貫通でアルミポールを４本立ち上げ（要穴加工）、拡張FRPを乗せ、
そこからアルミローラーをみずらで下げました。
早速走らせたところ、遅い！
アルミダブルを車軸を挟んで付けると、車体が安定しすぎ、前輪が浮かないので、コーナリングが
遅くなります。10.1.0位の時にフロント加重を上げようと、前輪に後輪用タイヤを付けたとき以来の
遅さです。あと、後ろのローラーをそのままに、前を新品ローラーと、その辺で埃を被っていた
丸穴ベアリングを使ったためもあったと思います（すな！）。
対策としては、前後のローラーを入れ替える。これで前ローラーは呆れるほど回り続けます。
次に前をわざと不安定に。これは実証済みで、特定のレーンチェンジだけで吹っ飛ぶのを消すため、
なんとなくファッション的に後輪用ホイールを前輪に使う（前輪の幅がわずかに狭くなり、メダル王の
ボディに収まりがいい）のが原因と判り、前輪用ホイールに戻していたのを、また後輪用にした。
ローラーと干渉するのでホイールは切って幅を縮めました。ホイールバランスがめちゃくちゃ？と
思いましたが、ざっとはさみで切った後、タイヤをはめた状態で、大きなヤスリでこすることで、
スムースに回転してます。
これで、10.1の走りに匹敵し、さらに安定した走りが得られました。ちなみに後ろのベアリングも
洗浄したところ、前ほどではありませんが、かなり長く廻る様になりました。
あと10.3に向かう課題としては、動力系の見直しだと思います。もっと抵抗が減れば、レブチューンの
方が、有利だと思うのですが・・・（以下たぶん次回へ）。
３カ所目のステイとして、ミニＦの角度調整アダプターを使いました。レア過ぎ？
ボディ止めは自作でやってましたが、旧ボディ用ボディキャッチアダプタを発見（知らなかった（汗））
より格好良く付きました。コースアウトでリアフェンダーが割れたので、Ｖ字に刈り込みました。
ミキティスタイル（こら！）。
前から見た写真です。唯一の真鍮パーツが金歯みたいなので、銀色に塗ろうかと思案中（笑）。
左右２対のポールの高さで、ローラー角度調整が出来ます（多分）。
みずらに下げた前のローラー部。結構ガチガチです。リア用ホイールの削った後が（笑）。
（ミニ四駆は田宮模型の登録商標です）
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