おじさんのためのミニ四駆ページ  

2007年02


 
                        メダル王10.1.2



  一応現状での仕様が固まりました。

 1.メダル王は大径でなければならない。
 2.メダル王はハイマウントで無ければならない。
 3.メダル王は良い子の手本で無ければならない(タミヤ競技規則の遵守。小学生でも出来る技術)。

  実は今回、最も困難なのが、1でした。現在ホームコースにしているのは、野外コースで、メンテも悪く、
 隙間が出来ている事もあります。安定走行には、小径が無難な環境です。しかしこれはお約束。
 どこまで安定が高まればいいかを確認するために17mmゴムローラーで走らせていたら、小学生男子が初心者と見て
 いろいろアドバイスをくれました(笑)。その中で以前は無かった幅拡張用FRPパーツ。有り難くご忠告を受け入れ
 前後にこれを使うことで、安定した金属ローラーを使えることになりました。
 いずれにしろこのコースでは走行毎にタイヤに汚れが付いていき、コースアウトします。冬の時代になんとか
 廃業せずにコースを維持してくれたお店の努力には感謝しますが、かなりの難コースとなっています。
 周回すると共に、絶対コースアウトし、色んな所に激突してマシンが壊れるので、一応2セット(6周回)無事に
 廻るセッティングを目指します。

  ハイマウントはメダル王のお約束です。現在安定して走らすには、前後に張り出したステイに一杯まで拡張し、
 鉄アレイ(上下に2個の小径ベアリングを長ネジで取り付け)で決まりです。以前に比べ個性が無いこと、
 甚だしいです。浜松で優勝したホワイトアロー号以来、ハイマウントはBRMのお家芸。
 今回の最新のMSシャーシでは丁度ハイマウントを立てやすい2つのビス穴があり、これを使わない手は
 ありません。最新タミヤ規則でもシャーシの切断は認められるので、後ろのステイをすっぱり切り落としました。
 「二本だけでは強度が不安だなあ。」と思ってシャーシを見ておりましたら、裏になんか良さげなビス穴が。
 「使えないパーツ」と言われてきた(曲がる)アルミ拡張ステイがぴったりあいました。これだからミニ四駆は
 面白い。ビス穴が少し合わないので細ヤスリで拡張。これも最新ルールでもしていい改造です。

 これで4本の柱でハイマウントを支えることが可能になりました。名付けて「パルテノン」。

 後ろにアルミパーツを使ったのでリアヘビーになり、レーンチェンジで空に飛ぶので、前にバラストを、
 と考えましたが、ただ付けるのでは能がないので、強度確保も兼ねて、これも使えないパーツで有名な、
 アルミステイダブルローラーマウントのベース部を使用。飛び出したローラー受け部は削りました(これも
 合法)。かなり重量はありますが、メダル王はボディがスピンアックスのポリカボなので、シャーシ底部が
 重い方が、この難コースにはいいのではないかと思います。

  新パーツの拡張用FRPを使うと前は9mmローラーで104mmをわずかに超えます。後ろはビス穴の関係で
 少し狭くなり、13mmで104mm丁度になります。いいですね。
 現在のタミヤ規則では、ローラーは6個まで(ダブルローラーは1個と数える)と言うことで、これまた
 使えないパーツと言われていたアルミダブルローラーを使います。この難コースでは後ろのローラーは、
 ブレーキ的に使わざるを得ないので、効率はあまり高くなくてもいいのです。ハイマウントから「みずら」に
 下げて、ロングビスの先端には、これも新パーツの「ブレーキセット」のプラパーツ(青)。
 前は手持ちで一番廻る9mm。鉄アレイに組んで、傾き補正の下ローラーはAOパーツの8mm。これはレアですが
 今はタミヤサイトから注文出来るので、良しとします。


  と言うわけで、小学生でも組めて大会にも出場できるハイマウント車が固まりました。
 後は定期的にロングビス(すぐ曲がる)を交換したり、ローラーのメンテをしたりして熟成させて行きたいです。
 
 

                


(ミニ四駆は田宮模型の登録商標です)
|ベルーシホームページへ|