ささやか写真館



2004年3月
                題名「ついに見た!」
  

                                             RE Topcor 58mm F1.4

   今通勤している職場はビルの7階にあって、名古屋駅のすぐ近くにあるので、新幹線、JR東海道線、新幹線引き込み線、
  名鉄名古屋本線・犬山線が見渡せるという、鉄道ファンにはたまらないジオラマの様なロケーションです。
  休憩の時に走り過ぎる名鉄特急や、長いJRコンテナ貨物、通勤快速や、のんびり操車場に向かう新幹線300系(主力のやつ
  ですね。ちょっと出っ歯みたいな・・・。)を眺めるのは目の保養です。
  名古屋駅を出た下り新幹線が結構スピードを上げていく様は美しく、特に700系のぞみ(愛称かものはし)が通り過ぎると
  「ほーっ」と、ため息が出るほど美しいです。「あれのってどこか行きたいなあ」と思いますが、貧乏人の身には、今度
  新幹線に乗るときは、誰か親戚が死んだときなので(昨年夏、父が死んだ時には、関東や四国から親戚の伯母・叔父・叔母が
  皆駆けつけてくれたので、失礼ながらその方たちに、もしもの事があれば行くことになりますね、これは)、なんだか悲しい
  気持ちにもなります。
   ところが、いつも見ている列車の中で一度も見ていない列車があります。山陽新幹線の博多と東京を結ぶ「のぞみ」で
  使われている「500」系です。0系の頃から白が基調の新幹線の中で、ガンメタシルバーの未来的なカラー。そして先端部が
  15mもある長大なノーズ(そのため1号車は座席数が少ないんだぞ)。旅客機というより、戦闘機の様なコックピット。
  全てが少年時代夢見た「21世紀の弾丸列車」そのものです。この1時間に1本来るか来ないかの、のぞみ(各時刻の同じ
  時間にのぞみは通りますが、700系の時もあり、1日数本しか見られません)は、何故か私の休憩タイムには合わず、
  一度も見たことがありませんでした。
  インターネットの時刻表で、慎重に調べたところ、あるシフトの日の昼休みに1本通ることがわかりました。今まで昼休憩が
  始まってすぐの時間帯だったので、ご飯食べてて気が付かなかったんですね。
   わざわざカメラを持って行って、ばっちり写せました。手前の線がJR東海道線。後ろの高架が新幹線引き込み線です。
  
   ところで、久々に使ったトプコール58mmF1.4ですが、コシナ=フォクトレンダーから別マウントのレプリカ品が新発売
  されたりして、結構嬉しいような悲しいような状況(中古価格下がった?)ですが、今回写した写真の中央で変色部分があり
  レンズのせいだったらどうしようかと、ドキドキです。フィルムも古く現像も怪しい店だったので、そっちのせいである事を
  祈ります。よって今回はモノクロとなりました。
   
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