ささやか写真館
2002年9月
題名「KONICAの色」
Summicron
50mm/2.0
ライカの事が書いてある本は何冊もありますが、その中に、
「オールドライカにあうフィルムはコニカ。」という記述を見て、ドイツのAgfaでも、
古いつきあいのコダックでもなく、日本のコニカとは…。」と思った覚えがありますが、
ライカのモノクロ時代のレンズは、カラーでは全体に黄色っぽくなると言うことに
気がつくと、なるほどね。と頷かされるものがあります。前に書いたかもしれませんが
(自分でバックナンバーを見る時間の余裕がなくて、すみませんm(_ _)m)
以前、コニカのあるネガフィルムの発色に夢中になって、発売完了のその200フィルムを
買い漁った事があったのですが、ライカのズミタールというレンズで、人を撮るのは
照れくさいので、植木なんかをぱちぱち撮っていた頃でした。コニカのフィルムは緑の
発色が異様に鮮やかな製品があって、ライカの黄色が入ると、私好みの緑が出るみたいです。
今回新しい「SINBI」というリバーサルを試してみました。100と200の両方写して
みましたが、噂通り、独特な緑が出て、青の発色も怪しく、あまりピーカンの天気だと
ちょっと怖いようです。やはり晴天用は、いつものコダックダイナハイカラー(赤が派手
リバーサルの醍醐味ですね)、夕暮れはこのシンビ200がいいなと思います。
2本とも安いので助かります(^_^;)。
この写真の場所は、名古屋の港区の工業地帯に突如現れた、人工の庭園です。
亀仙人、Mr.スペックとの3人=Maybe Photo Clubが久々にお茶だけでなく撮影をしたという
お盆休暇の午後でした。水銀灯点きはじめの、あやしい緑がぼんやり乗って、好きな色に
なりました。数々の失敗から、ISO感度を200より1/3ほど少なくしたので、フィルム
スキャナーでも、比較的よく出ました。もちろんビューアーに載せて、ルーペで覗く絵は
こんなものじゃないけどね。そうだ、今回はもう1枚お見せしましょう。
庭園内にある建物です。きちっと作られたお庭とこのちょっと建築家の暴走のような
フォルムがかなりマッチしているのが、おもしろい庭でした。
亀仙人、Mr.スペックのお二人には、本当にお世話になりっぱなしです。多くの友人が
去っていった時期にも、本当の友でいてくれました。まだまだお互いしんどいけど、
これからもよろしくね。一度写真展やろうよ。
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