ささやか写真館


   2002年7月

                題名「出来すぎの場面」

  
               
                                Summaron 35mm/2.8

   久しぶりに、休日出勤になり、昼からの仕事になりましたので、ライカを持って出かけました。
  市場調査を兼ねて、大須の電気街を回って、お客さんを撮ったり、ワールドカップのせいか
  やたらに多い外人さんを、大須観音で撮ったり。のんびり撮影して、また地下鉄に乗り
  いつもの仕事場の近くで降りたのですが、途中いつも通る「カフェ・クリエ」の前で、こんな
  おあつらえ向きの光景にぶつかりました。あまりにはまっているので、ちょっと恥ずかしい
  ほどですね。成人式の日に、振り袖と白い毛皮のショールの女性を見るような、あるいは
  大安の日の新幹線のホームで、ピンクのスーツ、円筒形の帽子の新婦さんを見るような…。
  シトロエン2CVのオーナーも、結構むずむずしながら、つい「カフェ」に来てしまったのでは
  ないかしら。「ドトール」とか、「スターバックス」だったらよかったのに…。
  ま、こういう定番あわせは、楽しいものでもありますけどね。
  ま、私もそのうち、ビートルにでも乗って、ライカでパチパチやりますか…。
  やっぱり、ちょっと恥ずかしい(~_~)。
   ライカレンズの35mmと言えば、有名なズミクロン8枚玉ですが、同じズミクロンでも
  50mmには、解像度の点でどっちみちかなわないのですから(実はぴしっと撮れる
  ライカマウント35mmレンズの一押しは、3万円台で手に入る、フォクトレンダーの
  カラースコパーだったりします)。
  私の歩幅にあった35mmは、ちょっとぼんやり者のズマロンです。やさしい描写ですが、
  輪郭はきちっと出すところが、エルマーにも似ています。
  後玉に、わずかに傷があるので、日中だとちょっと中央にフレアみたいになる気が、しますが
  ま、それも、のんびりお散歩レンズとしては、いいでしょ?

   
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