ささやか写真館

                            2002年2月
  

                 題名「蔵出し」
    
        
               
               minolta repo-S(ROKKOR-PF 32mm/1.8)

   APSも思惑ほどは売れなかったみたいで、その辺のユーザーはみんなデジカメへ
  移行した感がありますが、昔のハーフサイズカメラは、すっかりすたれた様で
  相変わらず、根強い人気があります。ハーフの良いところであり、怖いところは
  とにかく1本のフィルムから、沢山撮れることでしょう。36枚撮りだと72枚という
  気の遠くなる枚数で、しかもほとんどのハーフカメラは、オートフォーカスは
  もちろんの事、距離計さえも無く、目測で撮らざるを得ないので、そうおいそれと
  シャッターを押せず、フィルムの消費は極めて少なくなります。
  昔はどこの家にもあったオリンパスペンには、いつもフィルムが入っていて
  なんかあると1,2枚。というわけで、プリントされた写真の最初と最後が数年
  違うのは当たり前でした。
   私のこのカメラはミノルタがペンに対抗して対抗して出した機種で、スタイルが
  とても気に入っています。売ってもせいぜい5000円、まああったのも忘れていた
  のでしたが、久しぶりに手に取ると、やっぱしフィルムが入ってました。
  どうも400のフィルムが入っているようで(この選択は正しいですね、目測だと
  絞れる方がいい。800でも良いくらいですが、ハーフだと粒子が粗くなりすぎるので
  400が限度でしょう。もっとも普通でも800のフィルムは400のつもりで撮った
  方が綺麗だったりします)さて24枚=48枚なのか、36枚=72枚なのかもわからない。
  結局24枚が入っていたようで、数枚撮って目盛りが50を過ぎたあたりで終わりました。
  現像があがって見てみると、こんな写真が入ってました。大須の食堂で夏です。
  近くの写真には亀仙人たちとコンパルで写った写真があり、半袖Tシャツですもん。
  でも去年の夏か一昨年か、いまいちわかんないです。たぶん2年越し???
  昼寝猫のおなかの紙には「昼寝中」。撮ったのは、ひょっとしたら、亀仙人かも
  知れません。私にしては構図が良すぎる…。ところで、「ガラスをたたくな」って、
  なんでこの小さな窓のガラスをたたく人がいるかと言うと、この窓は近くの
  パチンコ屋の景品引き換え所になっていて、食堂の人が本業で忙しいと、なかなか
  出てきてくれないからなのでした。ま、大須はそんな街です。

   
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