ささやか写真館



                               2001年9月
              題名「Elmarの味」
         
    
  
               
                          Elmar35mm/3.5

   私の持っているライカはM3ですので、35mmを使うには、いわゆる
  眼鏡つきと言うファインダーを補正するレンズのついたズミクロンや
  ズマロンが欲しいところです。前にベッサLに付けて使っていたこのレンズを
  今回無理矢理M3につけて撮影しました。外付けファインダーも付けず
  50mmの枠の外「これぐらい?」と言う感じでアバウトに撮りました。
  勿論本当は眼鏡つきズミクロン35mmが欲しいとは思いますが
  貧乏な私には、いつになるやらわかりません。
  残ったカメラやレンズを処分しても、なかなか届かない値段ですから…。
  当分はエルマー35mmを使って行くことになりそうですが、
  このレンズは、やっぱりいいなーと思うようになりつつあります。
  ピントはきちっとしているのですが、とろーっとした描写が
  今時のレンズに無いように思います。
  最近の新しいレンズも「味」と言うことを語るような製品が出てきましたが
  この小さなレンズが、誰にでもわかりやすい描写力を持っていることには
  驚かされます。日本の人が、特にエルマー50mmをありがたがる気持ちが
  わかるように思います。赤エルマーと言うだけであんなに高くなるなら
  みんなの好きな35mmのエルマーは数も少ないし、もっと高くても
  いいのでは?と思いますね。
  ちなみにこの浅いレンズは屋外ではフード必須です。
  国産のフードを使って居ますが、この間オークションで専用のフードが
  出ました。数千円で落ちそうだったので、エントリーしようと思い
  ましたが、アメリカ国内しか送れないとの事であきらめました。
  やっぱりズミクロンに変えろという事かなー…。

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