ささやか写真館


1999,12月

題名「プカプカ」


                         コムラ105mmF4

    カメラを趣味にしだすと、やってみたくなるのが人物撮影です。街角でばちばち人を
   うつす度胸のない私には、モデル撮影会などというのも高いし、面倒だし・・・。
   と、思っていましたが、丁度同僚の女性にモデルを頼むことが出来ました。
   ある11月の土曜の午後、亀仙人師匠と二人で郊外の牧場で、撮影会をしました。
   彼女は学生時代コンパニオンとか写真モデルのようなこともしたことのある人で、結構
   シャッターに反応する事が出来、仙人が撮ると本当にCMフォトのような綺麗な写真が
   出来ます。私は最初から仙人にはかなわないのが分かっているので、真ん中に
   大きな黴の花のあるキャノンの50mmをレオタックスに付け、修理が出来たばかりの
   キャノン7にアメリカ帰りのコムラ105mmという寝技で行きました。
   狙い通りキャノンはど真ん中にソフトフォーカス、背景はばっちりという普通にない
   写真になりましたし、コムラはこってり色を載せた昔の絵はがきのようなこくが
   出ました。
   出来上がりを比べて仙人が指摘したのは、私とモデルの関係(疚しいことはないよ(^^;))
   が確立されているので、表情については私の写真の方がずっといい。と言うことでした
   ま、いくら同僚だって、「写真のモデルになってくれ」というのはずいぶん勇気のいる
   事ですし、相手も、まあ水着やヌードで無いことは分かっているとしても、普通は
   引くような提案ですよね。「撮らしてよ」「いいよ」という気楽な関係であるからこそ
   表情がよかったと・・・。あと、しいて言うなら私は仙人のシャッターの直後に
   撮るように心がけていました。この法が表情が自然になるのね。普通の撮影会などでも
   使える手だと思います。ニコンのごっついモードラ付きかなんかで、プロを気取って
   「次、横向いて」なんてその場を仕切っている人が居たら、ちょっと長めの玉で
   スリップストリーミングするのはいいかも・・・。
   仙人はそんな人ではないですけどね(常用カメラがティアラと言う人ですし)
   この写真は撮影後喫茶店で談話中。凄く暗いので1/15位かな?肘をついて撮影。
   ネガもほとんどすけすけです(^_^)
   煙がうまく撮れて嬉しかった。彼女も友人達から「日頃のお前がよく撮れている」
   と言われたそうです。私もそう思う。

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