ささやか写真館


   2005年5月

            題名「ちょっと大きめで失礼します」
 

                                        Topcon RE-Topcor 200mm/5.6

  この間セブンイレブンで「デジカメプリント」をしてみました。私は根っからの銀塩派で、コンパクトデジカメも
 持ってはいますが、今回はリバーサル(スライド)で撮影したフィルムをミノルタのフィルムスキャナー(SCSIの古いものです)
 とPhotoShopでPowerMac7300で取り込んで、PCIスロットに仕込んだUSBカードからグリーンハウスのカードアダプタを使って、
 スマートメディアに書き込み、セブンイレブンに行く。と言う、面倒くさい手順をとりました。スマートメディアでも、
 コンパクトフラッシュでも、SDカードでもOKですが、Mac使いには注意が必要です。PhotoShopでjpegファイルをセーブするとき、
 「.jpg」という拡張子を必ず付けないとお店の機械がファイルを見つけられません。これで私は家から2往復しました(汗)。
 最近、私の7300はフィルムスキャンの周辺機器と化しています。

  結果は、案外悪くないものでした。スライドフィルムは、プロジェクターで投影したり、ライトビュアーに透かして、ルーペで
 覗いたときの美しさは、映像系で最高のものがあります。
 でも「ダイレクトプリント」と呼ばれる紙焼きは、とろりとした独特な色合いに面白さはありますが直接スライドを透過した映像
 とは違うものになり、私は個人的にはネガからの紙焼きの方が好きです。
 コンピュータに取り込んでのデジタルプリントは、この不満をかなり緩和してくれます。
 メリハリを過度に強調したコンパクトデジカメの絵は、Webなどで見るのにはむしろ好ましいのですが、いかにサービス版サイズ
 とは言え、紙焼きでは絵はがき的不自然さが目立ちます。この方法ならよほど紙焼きに詳しい人でないと、銀塩との違いが
 わかりません。実は銀塩のプリントの段階でも昨今はデジタル処理が取り入れられているDPE店が増えている現状ですからね。
 24時間いつでも数分でプリントが出来るとなると、この1枚30円は結構ありがたいです。
 
  そこで考えたのですが、私のフィルムスキャナーは業務用という訳ではありませんので、最近の一眼レフ型デジカメの画素数を
 考えると、フィルムスキャナーの解像度に、かなりせまるものがあるのではないか?
 最近の600万画素デジカメだと、パソコン画面の72dpiでは約横100cm×縦70cm位に展開されます。
 うちのフィルムスキャナーは横135.04cm×縦88.9cmです。大きなサイズにプリントしないかぎり、いいんじゃないでしょか。
 800万画素クラスだと、いい勝負かな?
 なんだか、以前「デジカメはいらないッ!」みたいな事書いて、なんたる変節ぶりかと思いますが、一眼デジカメも
 普及機が出て、値段がこなれてきた事も変節を後押ししています。
 なにしろ、リバーサルの現像料は超安いところで500円。フィルム代も同じ位かかりますので、1ヶ月に10本もフィルムを
 通す人なら、1年位で一眼デジカメが買えてしまいます。
 まあネガならフィルム代も現像代も安く抑えられますが、これだけデジカメが主流になってくるとネガのコストパフォーマンスも
 次第に悪くなる可能性もあるわけで・・・。
 これからは、本当の愛機と呼べる銀塩カメラ+レンズ群だけ残して、後は一眼デジカメで。というのが健全なカメラ生活と
 いうものかもしれませんね。
  
  
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