ベルーシの減り靴カメラ

 3.広角は楽なのだ

ライカが手に入った99年お正月。「チェキ」もちゃんと入手している
新しいもの好きのベルーシの購買欲がむずむずしてきました
この年になってお年玉ってこともないが、臨時収入もあり(^_^)
見も知らないカメラ店にずかずか入っていくようになりました
あるお店…これはあとでまとめますが、カメラ店はお年寄りがやっているものが
多い。この店もそんな店でした。
キエフという、ロシア製のカメラの名前は知っていました
ソ連がコンタックスの工場を接収して作ったデッドコピーで、初期のものは
部品がコンタックスそのものだとか…
ここにあったのはそれほど初期ではなく、作りもかなり雑でしたが
なかなかそそるものでした、残念ながら内蔵の露出計は死んでいましたが
2-3日悩んで買ってしまいました。3万5千円だったかな?
ライカの習得で手一杯の私は、仙人にあずけたのでした
ところが仙人から「あれはフィルムが巻き上がらない」と電話がありました
店主は「壊れてない」と断言しましたが、後から思えば、クラシックカメラ
特有のフィルム作法(最初のはばを少しカットするとか)を我々が知らなかった
ためだと思います
ま、「私の手には余るので」と言って返品しましたが、どうも私は気が弱いので
代わりにそこにあったLマウントのアベノン28mmとファインダーを追い金
1万で買いました
さっそくM3に付けてうつしたのですが、しゃきっとしないんですね
これは絞りを開けていたためで、
このレンズは8位まで絞った方がいいと思います
広角は絞るとほとんどピント合わせの必要がないと言うことを
フォクトレンダーのベッサLが出たときに記事で知りました(ほんと、なんにも
知らない(^^;))このアベノンは、M3だと、ファインダーを付けてしまうと
Mメーターが付かないので、しばらくお蔵入りしましたが、ベッサLにつけたら
「ささやか」に書いた様に、かっこいいカメラになりました
400のフィルムをつけて絞りを8位にすると、首に駆けたままで、シャープな
写真がとれます。「オートフォーカスカメラよりらくちん」という評判は
うそでは無いですね
このコンビはお奨めです

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