ナゴヤからの手紙
 
2018年4月
 
「ナノキャン」
資料映像以外は全てiPhone7plus
今年の夏は空前のキャンプブームになるのではないかと思います。
それはゆるきゃんというアニメに、のんびりした仲間内のキャンプ。
また1人キャンプ。こういったものの楽しさを充分植え付けられた人々が、
キャンプ場に向かうのではないかと思うからです。
 
資料映像
私も寝袋も持っていますし、何でしたらテントも1人用の小さいの買ってもいいな。
と思うのですが、まあなかなかそこまで。本格的に何泊もするようなキャンプ
というのはちょっと大変そうです。
そこで、いわゆるデイキャンプ。昼間だけキャンプ設備を整えて遊んだりする。
そういうキャンプを久しぶりにやってみようかなと思いました。
考えてみれば、たまに知多半島の新舞子海岸に椅子を持って行って、
読書したりのんびりするのは、これはデイキャンプと言えないこともないな
と思うのですね。
さて先日ちょっと探し物をして、うちの物置をゴソゴソしておりましたら、
懐かしいものが出てまいりました。
 
 
コールマンのガソリンストーブ。
これはもう20年ほど前に、友達とバーベキューをした時にお茶を飲もうと思って
買ったものです。
小さなヤカンも一緒に出てきました。このストーブはホワイトガソリンという、
純度の高いガソリンを燃料としており、これが結構高い。
実際に使用したのは1回か2回だったと思うので、ガソリンも残っているだろう
と思いましたが、実際には一緒に見つかったガソリンの缶は空っぽでした。
多分ミニ四駆にハマっていた時に、ボールベアリングを洗浄すると早くなる
という話があって、それでずいぶん使った覚えがあります。
今回小さな缶で1リットルの缶の、1000円もするような高価なガソリンを
ホームセンターで購入しました。
ちゃんと遊べるようになったら、もう少し大量に仕入れたいと思っています。
思えば、値段が倍も違うのですがコールマンには自動車のガソリンも燃料にできる
ストーブもあり、そちらにしとけばよかったな、と今は残念に思っています。
とりあえずこのストーブが手に入ったので、現地でお湯を沸かして
飲み物飲むことはできる。まああとはカップ麺とかも作れるでしょうね。
水が必要なので2リットル100円という、アルプスの天然水を奢りました。
後で考えればいつも仕事に持っていく水筒に水道水を入れてもってけばよかったのだ。
とちょっと贅沢な事したなと反省しました。
さて目的地をどこにするかいろいろ考えましたが、おもむろにコールマンに
火をつけるお湯を沸かす。
そんなのはあまり人の往来の多いところでは危険でしょう。
そこで思い出したのが某海岸沿い。ここは海岸の堤防沿いにきれいな公園ができており、
海に向かってベンチが置かれています。
といっても堤防が結構高いので、海が見えるわけではないのですが。
もちろん堤防のところまで歩いて行けば海は見えます。
ここで小さなキャンプをやろうと思いました。
用意するものは百均で買った天然水とお気に入りの100円パン屋で買ったいくつかのパン。
そしてこのストーブとやかんです。あとマグカップももちろん持っていきました。
現場に到着すると、結構人通りが多くてロードバイクの一団や
ローラーボードに乗った若者たち。
そういった人やまた、散歩するお年寄り。様々な人が目の前を通り過ぎていきます。
 
 
カブを止めてベンチに腰掛けると、先客のバイクライダーがもうすでにベンチに座って、
新聞を広げていました。ベンチの反対側の端に座って、
そーっと足元にコールマンを置いてしゃがみこんで火をつけました。
 
 
やかんに天然水を注いだんですが、よく見たらこの公園には水飲み場があり、
今後はわざわざ持ってくる必要がないと分かりました。
100均で買ってきた一杯づづ一杯ずつドリップするコーヒー。
家から持ってきた沖縄のさんぴん茶。
それから、これはあまり美味しくなかったんですがカップスープ。
こういったものを飲みながら、持ってきたパンを食べ、のんびり本を読んだり
スマホいじったりして結局1時間半ほどそのベンチで過ごしました。
これをキャンプと言っていいのかわかりませんが、ま、流行のゆるキャンには違いない。
ミニキャンプよりまだ小さいから、ナノキャンプというものになるのかなと思います。
 
後日もう一回別の場所にいったのですが、3回目(4回目?)にして
既にコールマンの調子が悪く、結局火は使えず、
後でここは火が使えないとわかりました。
 
 
「ほんとベルーシって使えないわね」
「まあまあまあまあまあまあ。おじいちゃんだからね」
「6回…」
 
 
とりあえず記念撮影だけ。
まあ椅子に座って、野外でのんびりするだけでも、ずいぶんリラックスできるので、
コールマンが使えるかは、あまり問題にならないと思いますが、次回までに調整しようと思います。
なかなか気難しいみたい。
 
そのうち、続編を書きます。