ナゴヤからの手紙
 
2016年12月
 
「いいかげんに聖夜」
 
             Leitz Wetzlar 1954 Summicron 5cm/2,0
 
今年のクリスマスは、なんということでしょう!
23日の天皇誕生日から、イヴ、クリスマスと3連休という孤独な人には
責め苦の様なシーズンになり、私も初日は仕事でしたが、24は午後休。
25日は休みとなりました。
昨年のイヴはたまたま休みだったので、前から行きたかった名古屋市東区の
ルーテル復活協会(ヴォーリズ氏の設計)のキャンドルサービスに参加させて
いただき、特に素晴らしい内装に感動しました。
今年も…という訳です。
 
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このクリスマスシーズンに、讃岐うどんのチェーン店
「丸亀製麺」は釜揚げうどん半額セールをやっており、昼ご飯はここにしました。
上の写真は大須店。左の皿のは鳥天で、ここのはちょっと独特で美味しいです。
ところが、この釜揚げ、半額にならなかったんですね。
そもそもこの企画は、丸亀製麺の
「夜なきうどん」というキャンペーンで、夜くるといろいろ特典がある。
その一環で、イヴがつらい独り者救済。みたいな企画の一環なので、半額は18時からという。
とほほ。でもまあ安いからいいや。と納得。
 
          Leitz Wetzlar 1954 Summicron 5cm/2,0
とりあえず、アリバイ的に大須へ。
名古屋の繁華街、栄とか名駅だと、溢れ買えるリア充カップルに、死にたくなるといけない
というわけで、大須なら。と思ったのですが、さすがオタクのメッカ。
カップルはあまりおらず、それ程違和感はありませんでした。
 
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で、まだ時間があるので、鶴舞公園(表題写真)へ。
流石に全盛期に比べると、流石にポケモンGOをやる人々の数は減りましたが、
なんか妙な人たちも。
なんかのコスプレで戦う少女たち。
幼稚園の頃、友達のうちで親に頼んで買ってもらったタイツをはいて、風呂敷をマントにして
月光仮面ごっこをやりましたが、そんな感じですかね。
ちなみにここの方がカップル率が高く、軽く凹みました。
ちなみにここのカップルの特徴は、歩きながらスマホを見ている事で。当然ポケモンGOです。
「私たち、いつも同時にポケモン捕まえるよね。運命かしら」
いやそれ仕様ですから(笑)。
 
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突然サックスの音が流れたので、行ってみたら、多分吹部(吹奏楽部。私らの頃は”ブラバン”
と言いましたが)の仲良しさんで、最初の子がテナーを吹き(なんで津軽海峡冬景色?)、
アルトがケースから出てきて合奏。という感じでした。
昨今だと、ユーフォニウム志願者が多そう※ですけどね。
 
※”響け!ユーフォニアム”は先日最終回を迎えた京都アニメーションの作品。
 けいおん!の時の様に新入生の吹奏楽部志願者が増えているそうだが、主役が、
 オーケストラにも入れず、さりとてサックスの様にジャズにも行けなかった地味な楽器
 (同族のチューバはオケに必須だが、その上のバリトンに相当する音域)ユーフォニウム
 なのに、にわかに脚光を浴びている。略称ユーフォ。
 発音はユーフォニウムとユーフォニアム両方とも正解。
 
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で、まだ時間があったので、ナゴヤドーム前のイオンに。
ペットコーナーには、私が前から欲しくてたまらないマンチカンの仔猫が!
いいなあ、こいつ。
手足の短さが愛らしい。ダックスフント的な魅力ですね。
 
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おおっ!セールで安くなってるぞ!(笑)。
マンチ(マンチカン好きはこう略す)はこれ位が相場らしいですね。
てな事で時間つぶし。
 
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18時になったので丸亀製麺へ(私はしつこい性格(笑))
半額になったからって揚げ物増やすのはいかがな物か。
ちょっと前から店頭で待機してたのですが、特に列も出来ず。
ところが席を確保して、さあ喰うぞ!という所で長蛇の列。
しかも大半がカップルで、早々に退散しました。
 
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これが今年のイオンのツリー。曲がってるのは、iPhoneの広角レンズのせいだと思います。
一時こういうリボンだけのツリー、流行りましたね。
 
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目的の教会に到着。こじんまりした個人住宅の様な建物に鐘楼をつけた建築は良くある感じ
ですが、室内に入ると高い位置の小さめの窓。天井も外からは想像出来ないくらい高く、
木を使った落ち着いた礼拝堂内は、ヴォーリズさんが
「礼拝に大切なのは音」と考えていた事がよくわかります。
今回礼拝後の茶話会で、プロのギタリストの方とお話ししました。
ここで年2回程コンサートをやらせていただいているが、自分はもちろん、共演した演奏者の
全てが口を揃えて、
「ここは本当にいい音で鳴る。また呼んでください」というとか。
ここの会堂正面の十字架ステンドグラスが、夕日に輝く様は、それこそ本当の
「神ってる(恐らく数年後には誰も覚えてないし、今年も使った人居なかったんじゃないかと
 思われる流行語大賞にかがやく言葉(笑)」光景だそうで、偶然この光を見て教会に通い始めた
と言う方もおられました。これは一度拝見したい。
 
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去年はなかったキャンドルサービスの新しい試み。
ロウソクを自分で付けに行き、最後に横一列に並べる。
ルーテル派はカトリックのスタイルを濃く残しており。儀式が多い。
礼拝前に祭壇のローソクを付けに行くのも、長い火消し棒で消すのも、当番で信者がする。
 
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礼拝堂の天井の高さと、ヴォーリズ商会がアメリカから輸入した照明装置。
ため息のでる凝った室内装置で、ヴォーリズの小さめの教会建築では、予算を考慮して
鐘楼以外は一般の洋式の家とあまり差がない建築なのに対し、室内は完璧な礼拝が出来る
配慮に満ちている。その辺の思い切りの良さが、ヴォーリス建築の魅力です。
 
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翌日は、名古屋のもう一つのヴォーリス建築の教会。名古屋福音ルーテルなごや希望教会に
行きました。今池で幼稚園と行ったらここ。という老舗の併設幼稚園を持つこの教会も
横から見ると、瓦の色に、神戸女学院や関学のスパニッシュ建築様式を感じさせるものの、
まあ、”一刻館”と言われても違和感のない平凡なスタイルですが、やはり内部の素晴らしさは
感動物です。耐震工事の件で、立て直しを余儀なくされており、大変残念ですがこれは
教会員の方々の決断でしょうから、外部の物がとやかく言う事ではありません。
せめて内部は同じにして欲しいものですが。
 
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という事で、その後はいつもの山崎川へ。すっかり冬景色ですね。
 
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昼食は、家族にモスチキンを買ったついでで久しぶりにモスバーガー。
レシピが変わってから注文を敬遠していたモスバーガーですが、それでも他の店よりは
旨いなあ。オールドレシピ。復活しないかなあ。